ー本編

(55話)

遠くに小さく彼の背中を見つけ名を呼ぶ。
然し止まってはくれずどんどんと見えなくなってしまう。

やっとの思いで追い付くと、
そこには案の定3人に対して1人で迎撃する爆豪くんがいた。

追い込まれている………
訳では無いけれど正直危険だと思った。

私は
《シアン化物》という毒を使って爆豪くんを落ち着かせる事を試みる。

私は
《シアン化物》という毒を使って爆豪くんを落ち着かせる事を試みる。
シアン化物は40%の人には甘い香りがする。
その香りを抽出して全員に感じる様に調節し、その香りを爆豪くんとヒーローチー厶に向ける。
リラックス効果で戦意喪失が出来る筈。そう思ったんだ。

作戦は成功。
爆豪くんは落ちる様に眠ってしまった。
それはヒーローチームの青山くん・飯田くん・切島くんも同じで、4人が眠っている間に私と三奈でヒーローチームの拘束をした。

三奈とハイタッチをする。
でも…
私が本当に嬉しかったのは……

訓練の肩書き。
“ヴィランチーム”
として勝利した事。
きっと、
“ヒーローチーム”
として戦っても勝利を望まなかっただろう。
尤も、手を抜けば『除籍』を言い渡されたと思うから本気は出しただろう。
それでも、勝利は決して望みはしない。と思った。

訓練でも。贋物でも。
【ヴィランがヒーローに勝った。】
その事実を私は喜んだ。

作者の叶実です。
スマホのアップデートをしました所、
アカウントにログイン出来なくなってしまいました。
そして、皆さんに質問がございます。
1つ前のチャプターにコメントしていない読者様がいましたので質問です。
お気に入り登録して下さっている読者様は
この小説が【弔くん】の続きである
と、気付いていると認識して宜しいでしょうか？
そして、私が叶実/かなみである
と認識していると考えて良いでしょうか？
読者様が気付いているのかを知りたいです。
是非コメントお願いします。
そして、アンケートなのですが、
1話1話の内容は短いけれど更新頻度が高い
と、
1話1話が長いけれど更新頻度が低い
だと、何方が良いですか？
是非コメントお願いします。
読者様のコメントが叶実のモチベーションです。