サナオンニは私を上から下までじっくり見てくる。
黒のスキニーにグレーのスウェット。髪だっておろしてる。
それプラス、帽子かぶってメガネを付けるつもり。
これ絶対サイン会に行くような格好じゃないよね。
それはこっちのセリフですよ、モモオンニ。
これ言ったら調子乗るからやめとこう。
そう。今回サイン会に行けるのは奇跡としか言い様がない。
デビュー当時から好きになってその時は会いに行けたけど、TWICEとしてデビューしてからはアイドルとしてしか会えなくて。
アイドルだから周りにはバレちゃいけないし、イベントあったとしても活動ほとんど被って行けなかった。
けど、今回はたまたま当たってたまたま活動被ってなくて!!!!! 社長にはバレないことを条件に許可が出た。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!