第14話

917
2019/05/04 06:45
スタッフ
終了です
そう言われたのに体が動かなくて、行きたいのに体が固まって。


そこからの記憶はない。気づいたら席に座ってて。
ソナ
…ヒョン、ダヒョン!!!!!
ダヒョン
んぇ?
ソナ
ツーショットバッチリ撮ったからね!!!!!
そう言ってカメラを渡してくれた。すごく綺麗に撮ってくれてる……。
ソナ
あ、行かなきゃ!
私のもお願いね!!!!!
ダヒョン
あ、うん
とりあえず今は写真撮ることだ。ソナオンニのために無我夢中で撮りまくった。

ソナ
ただいまぁ〜
帰ってきたソナオンニの目はハート。
ダヒョン
おかえり!撮れたよ〜
ソナ
ありがとう!!!!!
ダヒョン
……ねぇ、バレちゃった
ソナ
え!?
……誰に?(小声)
ダヒョン
て、テヒョンさん(小声)
ソナ
嘘……どうすんの
ダヒョン
黙っててくれるって……けど、
ソナ
良かったじゃん!大丈夫だって!
あ、まさか耳元で話してたやつ?
ダヒョン
そう
ソナ
キャー!いいなぁ!
ダヒョン
よくない!
あの時のテヒョンさんの顔と言ったら……悪魔だよ


その後はフォトタイムと質問コーナー。

さっきのことは忘れてこの時間はヲタクしよう。
せっかく来れたんだもん。




「テヒョンオッパ〜」とか「ジミナ〜」とかたくさんの声が飛び交う。

私は声を発さずにひたすら撮って撮って撮りまくる。


いまならヲタクの気持ちわかる。





“推しが尊い!”






……けど、やけにテヒョンさんがこっちに視線を送ってる気がする。


私の席は後ろだし気の所為だよね……。多分、私の前らへんに可愛い子が居るんだよ、きっと。自意識過剰はやめろ、自分。


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