寝室から帰ってきて再び、私は食器を拭く
体の熱がまだ冷めない
まいやんはどんな顔してるんかな?
見たいけど見れない
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七瀬をベットに誘った理由が自分でも分からない
でも、頭より先に体が動いていたんだ
七瀬は今どんな顔してるのかな?
私はあの時七瀬に止めてもらわなかったら
襲っていたと思う
だって、困り顔に赤くなった頬
それに、はだけた胸元
危なかった…
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よしっ!
拭き終わった
意外と冷静だった
食器を片付けみんなのいる方に戻ろうとするまいやん
私は、もっとこっちで2人で話したいのに…
私の前を歩くまいやん
私は、まいやんの洋服の裾を引っ張った
七瀬は下を向いていたので、私が照れたことはバレていないだろう
こういうところが、可愛いんだよなぁ笑
ウトッ、ウトッ
七瀬がうとうとしている
ねむいのかな?
七瀬が小動物みたいに歩いてくる
可愛い////
七瀬は、眠たすぎて適当に反応しているのだろう
それにしても、一緒に寝るって言ったけどどうしよう?
ベットはダブルだけど…
七瀬は、ベットに倒れ込むように眠る
七瀬に布団をかけ、私もベットに入る
たしか、七瀬は抱き枕を抱いていつも寝てると言っていた
私の家、抱き枕ないけど大丈夫かな?
七瀬は、ものの数分で眠りについたみたい
寝言みたい
七瀬の甘えた姿は可愛すぎる
誰にも見せたくない、私だけのもの
七瀬の頭を撫でながらそう返す
一瞬何が起きたか分からなかった
七瀬が私に抱きついてきたのだ
七瀬はきっと抱き枕だと思っているのだろう
七瀬が起きないよう、声を出さないように努力する
こんなの寝れないよ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!