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第3話

ksam 《曲パロ》番外編
93
2019/05/18 23:39
あれから半年たった今日

6月30日


僕の誕生日
歌詞太郎さんは帰ってくる


空港へ向かう途中

「物語では描ききれない気持ちの中で
おとぎ話になり損ねた
不思議の国は少し退屈になったけれど
子どものままじゃいられない

部屋のなかにあった
入り口を見つめて

鏡の中のアリス君には
きっと届かないと思うから
隠したままの僕を見せてもいいかな
いつか描いた夢の記憶も
涙を流した物語も
許されはしない不確かな気持ちとか
誰にも言えない秘密を抱えたら

だんだんと消えていく横並びの世界を選んだ
一足飛びに進めないけど
遠くに見えるあの場所までたどり着けたなら
強くなれると夢見た

鏡の中のアリス君にはきっと届かないと思うから
隠したままの僕を見せてもいいかな?
押しつぶされそうな不安とか
立ち上がれない時があるとか
理解されずに諦めたこととか

虚像の先に見えていた
さかさまの世界で
存在しない君のこと
本当は気づいてた

鏡の中のアリス君には
きっと届かないと思うから
隠したままの僕を見せてもいいかな

いつか描いた夢の記憶も
涙を流した物語も
許されはしない不確かな気持ちとか
誰にも言えない秘密を抱えたら

君だけだよな 僕をみているのは」
あなたの曲

歌詞太郎さんの曲を
歌いながら向かった
-空港-


あぁ.....あと30分


もう少しで

もう少しで





歌詞太郎さんに会えるんだ
-30分後-


着いた

僕はゲートに向かって走り出す

息が少し苦しい


歌詞太郎さんがいないのに外に出る意味が分からず
外に出なかったからかな
なんて
呑気な事を考えながら



ゲートに向かった


きっと歌詞太郎さんは変わってない
大丈夫


歌詞太郎side


あと30分か

もどかしい

早く
早く着いてくれ


天月くんが



待っててくれてるんだ
到着した
早歩きでゲートへ向かう

待っててね
天月くん
天月side

あ、

天「か.....かした.....ろ...さ.......」

歌『ただいま天月くん(ニコッ』

あぁ.....歌詞太郎さんだ
おかえりって言わなきゃ

歌【天月を抱きしめる】

天「え.....?///」

歌『寂しい思いさせちゃってごめんね?2年間なんてすぐだって思ったけど僕は天月くん無しじゃ生きていけないよ。なんたって最愛の人だからね』

天「バカァ.....!!寂しかったし会いたかった.....でも迷惑かけれないから.....グスッ.....我慢して.......た.....」
歌『泣かないで』

歌詞太郎さんはそういうと僕の唇に優しいキスを落とした

天「ば.....!?/////............このばかしたろう!!!!」

一発パンチをお見舞いしてやった

歌『おっと意外と痛い』



天「知るか」
歌『焼肉行くんでしょ?』
天「当たり前でしょ?早く!!早くいこ!!」
歌詞太郎side

歌『財布からいくらいなくなるんだろう』


でもまぁ
いいか

待たせちゃったお詫びだし

何より今日は天月くんの誕生日

歌『よし!天月くん!!今日は好きなのいっぱい食べな!』
天「いいの!?」
歌『当たり前でしょ!待たせちゃったお詫びと誕生日パーティがてらね?』
天「LET'S GO!!」
歌『誕生日なのにまふくんとかと誕生日パーティしないの?』
天「歌詞太郎さんが帰ってくるのに.....そんな呑気なことできないから.....///」
歌『耳赤くなってる(そっか.....ありがとう)』
天「!?逆になってるから!!///////」
???side


この後焼肉に行って歌詞太郎の財布が一気に軽くなったのは言うまでもない



焼肉の後少し散歩をしに行った帰り道は






2人の手に



左手の薬指に





綺麗な指輪がつけてあったのは

2人だけの秘密

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