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第54話

番外編
1,451
2021/02/11 06:35
作者
作者
暇だし番外編だすわ☆
作者
作者
受験勉強の息抜きっつーことで(((勉強しなさい







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桜の木の下。


花びらの吹雪が視界を取り囲む。


私、天瀬あなたの目の前にいるのは……



不死川実弥
不死川実弥
お前、教師になっても遅刻するたァどういう脳味噌してんだァ…?💢
天瀬あなた
相変わらずこの学校の朝は早えんだよ!←
不死川実弥
不死川実弥
朝8:30登校のどこが早えんだよォ💢体内時計狂ってんのか
天瀬あなた
生徒にそんな事は言っちゃいけないと思うな!?
不死川実弥
不死川実弥
だーかーらお前今日から教師だろォ!
不死川実弥
不死川実弥
生徒の手本としてちゃんと時間通り来い!
天瀬あなた
善処しまs…
不死川実弥
不死川実弥
時 間 厳 守 。
天瀬あなた
かりこまりましたんごぶりっこ←←


ね?今の会話、聞いた?


私、ついに教師になりました!


………ま、1年程浪人したけど←


結果オーライよ!


なんだかんだで楽しみだったから、


昨日の夜は眠れなくてさ。


それで遅刻しちったってわけ☆(((


そしたらどこかで見覚えのある傷男が


正門の前で殺気を放っているじゃない。


パワハラで訴えよっな。←


とか思ってみる。←←
不死川実弥
不死川実弥
なにボーッとしてんだァ。
天瀬あなた
え?別におはぎをパワハラで訴えてやろうとか、そんな物騒な事1ミクロンも考えてませんけど何か?
不死川実弥
不死川実弥
フゥーッ……スマブラも、久々だなァ?💢ピキピキ
天瀬あなた
その癖スマブラ、マジで治ってなかったのね!?



まぁ、いろいろ問題はありそうだが、


とりあえずおはぎ……ゴホンゴホン不死川先生に


職員室へ案内される。
 


天瀬あなた
………で、私のデスクが輩の隣ってどゆこと?
宇髄天元
宇髄天元
よォ!久しいな、天瀬!
天瀬あなた
てっきり私の卒業後、美術室爆破の罪で牢獄にいるのかと。
宇髄天元
宇髄天元
そんな事美術室爆破した覚えなどないが。←
天瀬あなた
(この人前にも増してやばい人だ。)
天瀬あなた
ま、向かいのデスクはカナエ先生だし!天国と地獄の間で丁度いいわ!
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
あなたちゃん久しぶり♪天国と地獄の間は、多分地上よ♪←


とまぁこんな感じで、


他の先生方に挨拶を済ませ、


することもないので


おニューのデスクでぼーっとする。


不死川実弥
不死川実弥
することは山ほどあるだろォ。
天瀬あなた
相変わらずサラリと心読んできますね、軽く恐怖です。


ちなみに、不死川先生とは


背中合わせの向かいのデスク。


わりと近くで、


少し安心したとかしてないとか


したとかしてないとか。←
不死川実弥
不死川実弥
つーか、マジでお前が教師かァ……
不死川実弥
不死川実弥
あの馬鹿瀬が……
天瀬あなた
いやいやいや、今の私をなめないでいただきたい!
不死川実弥
不死川実弥
(a+2)(a-4)を3秒以内に展開しろ。
天瀬あなた
あ、すいません、わたくし体育科の教師なので。
不死川実弥
不死川実弥
やっぱ馬鹿瀬じゃねぇかwww
天瀬あなた
ムカムカムカ(((


くっそ……


こいつやっぱおはぎだ←
不死川実弥
不死川実弥
ま、お前が昔とあんま変わってなくて良かったァ😁
天瀬あなた
(ん?今心臓発作が起きかけたぞ?緊張してんのか?私)

とか思ってみるけど、


それは私の心が高校生の時から


変わってないことを意味してるだけだって、


ほんとは気づいてたり。


不死川実弥
不死川実弥
そーいや、お前卒業式のちょっと前、変なこと言ってたなァ。
天瀬あなた
………ん?何のことでしょうかねぇ。(嫌な予感しかしない)
不死川実弥
不死川実弥
えーと、あれはたしか……

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【2年前atキメツ学園】



不死川side


先日あった追試で、天瀬がまた赤点を取りやがった。


この調子であいつ、ほんとに教師になれんのかよ…


とか思いながら、補習を伝えるためあいつを探す。
天瀬あなた
〜〜〜〜〜♪

数十分探し回った末に天瀬を見つけたのは、


本来立入禁止の屋上。←


イヤホンで何か聞きながら


座っているアイツの横には


屋上の鍵が置いてあり、


職員室から盗んだものであると確信する。


ほんとにこいつは、問題児以外の何者でもないわ。

不死川実弥
不死川実弥
おィ天瀬。
天瀬あなた
うげ、おはぎの声………て、近ッッッ!?
不死川実弥
不死川実弥
お前、こんな所屋上で何してんだァ。
天瀬あなた
リィスゥニングトゥミュージック(音楽聞いてる)
不死川実弥
不死川実弥
ふーん……

てか、なんでコイツは急に顔が真っ赤になってんだ。
不死川実弥
不死川実弥
熱でもあんのか?
天瀬あなた
はぁ!?無いっすよ!あなたが思うより健康です!←
不死川実弥
不死川実弥
でもお前の顔真っ赤じゃねぇか。前そんな顔して倒れたの忘れたのかァ?
天瀬あなた
いや、その時と今は、その、原因がちがくて、つーか……
天瀬あなた
急に、顔、近づけてきたからさ……
不死川実弥
不死川実弥
そりゃお前がイヤホンしてっからだろ。←耳良し。
天瀬あなた
だぁぁっから!ちょーっとびっくりしただけなんだわ!気にすんな!!
不死川実弥
不死川実弥
キレんなキレんな←


そうなだめると、天瀬は顔を手で抑えながら


「やっばいびっくりした」を繰り返しつぶやいている。
不死川実弥
不死川実弥
音楽、何聴いてたんだァ。
天瀬あなた
あれまびっくり。屋上にいるのにおはぎが怒鳴らない。
不死川実弥
不死川実弥
どうせもうすぐ卒業だろ。今更怒るもクソもねぇよ。
天瀬あなた
まじで!?やったありがとうおはぎヲタク!
不死川実弥
不死川実弥
あ"ま"ぜェ…💢
天瀬あなた
怒るもクソも無いんじゃなかったの!?
不死川実弥
不死川実弥
それとこれは別だァ。
天瀬あなた
理不尽ッッッ!

ちなみに今は昼休憩。


そして残りの授業は自主参加なので、


コイツはこのままここにいる気なんだろう。


そういえば自分も次の時間は空いていることを思い出し、


久々にのんびりとしようかと天瀬の横に腰を下ろす。

天瀬あなた
何ちゃっかりと横に座ってんですか。
不死川実弥
不死川実弥
たまには担任の教師として、生徒の悩みでも聞いてやろうかと。
天瀬あなた
悩みなんてありまっせんっ!
不死川実弥
不死川実弥
だろうなwww
天瀬あなた
なっ!?(なんか馬鹿にされた気がする…!)
天瀬あなた
私だって、恋する乙女だもん!悩みくらいありまくるんだけど!←
不死川実弥
不死川実弥
………ふーん、お前でも好きな奴とかいるんだなァ。
天瀬あなた
(あ、やべ。なんて言おう……)
天瀬あなた
ちょっと、担任に恋バナは、ねぇ………
不死川実弥
不死川実弥
あーそうだな。俺男だし。
不死川実弥
不死川実弥
ま、何かあったら言えよ。お前が男に泣かされたら、俺が相手をぶっ飛ばしてやるよ。
天瀬あなた
そりゃどーも。

しばらく沈黙が続いた。


天瀬は何か考え事をしているようだし、


俺は少し寝ようとまぶたを降ろしかけた。

天瀬あなた
ねぇ。
不死川実弥
不死川実弥
……どうした
天瀬あなた
いつかさ、私が教師になって、またここに戻ってこれたらさ、
天瀬あなた
……………今の私の好きな人、先生に教えたげる。

急に何を言い出すのかと思えば、


謎の宣言をしてきた天瀬。


顔をそむけているため、


どんな表情をしているのかは分からないが、


ここからみえる小さな耳は


ほんのりと赤く染まっていた。

不死川実弥
不死川実弥
そりゃあ、楽しみだなァ。

今のコイツの学力的に、


現役で教員免許が取れるとは思えない。


早くて、1年後かぁ……






その時には、俺もお前に——————





変な考えが頭によぎった俺は、


首を横に振り、何も無かったことにして


目を閉じた。



















___________________________________




不死川実弥
不死川実弥
……みたいなことがあったなァ。
天瀬あなた
え、えぇ……そーみたいですネ。

はぁぁぁぁ!?何やってんの2年前の私ぃぃッッッ!


それってもう告白宣言じゃないのよ


さぁもうねぇはぁ!?←←
不死川実弥
不死川実弥
で、あん時言ってた、お前の好きな奴って、誰なわけだァ?
天瀬あなた
えぇ……………とですねぇ…………えー……
不死川実弥
不死川実弥
お前はちゃんと教師になってここに戻ってきたんだからなァ。
不死川実弥
不死川実弥
まさかあのときの言葉が嘘とは言わねぇよなァ?ニヤ
天瀬あなた
(悪魔の微笑み……)
天瀬あなた
フゥー……………

大丈夫だ、天瀬あなた。


前から決めてたろ?


ここに戻って来られたら、 


この気持ちを、不死川さんにって。


まさかこんな唐突にとは思わなかったけども。


落ち着いて、ゆっくり………




天瀬あなた
………私はですね、あの時から今もずっと、




































.
天瀬あなた
しなz…
宇髄天元
宇髄天元
おい天瀬ー。校長先生が、冨岡の授業見学して来いってよー。
宇髄天元
宇髄天元
…………あ、わり。取り込み中だった?ニヤニヤ←確信犯
天瀬あなた
……………
天瀬あなた
やっぱ輩は嫌いですね。はやく牢獄行ってください。
宇髄天元
宇髄天元
何お前。今牢獄ってワードにハマってんの?←
不死川実弥
不死川実弥
…………///(今、「不死川」って言おうとしたのか…?)
不死川実弥
不死川実弥
(あ、玄弥か。そうだ、玄弥だ。あいつも不死川だし。)
不死川実弥
不死川実弥
(……チッ、久々だなぁ……この、モヤモヤする感じ…)
天瀬あなた
〜〜〜〜ッッッ///(チクショウ!こんの輩のせいで変な所までしか言えなかった!)
天瀬あなた
(私どこまで言ったっけ?しな?しなず?)
天瀬あなた
(ぁぁぁぁああ!もう知らぬ!←)
宇髄天元
宇髄天元
で、天瀬、お前校長に呼ばれてたぞって。
天瀬あなた
はいはいはいはい分かったっつーの!!


ムシャクシャしながら席を立ち、


ドスドス校長室へ向かう。


この気持ちをちゃんと伝えられるのは、


もう少しだけ、先のお話。









〜番外編Fin〜



























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えっへ、どうでした?番外編
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久しぶりに書いたから楽しかったわ♡((((
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あ、ちょっとあなたさん、待って待って
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アカウント引き継ぎの方法って、知ってます?
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もし知ってたら、教えていただきたいデス…🙏
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それでは!番外編また出すかもだけど、
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さよなら〜👋

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