キメツ学園の朝は、悲鳴から始まる。
無事天瀬ちゃんがスマブラから生還し、
疲労の溜まった身体で受ける数学の授業は、
常にカオス。←え
ドゴォッッッ
天瀬あなた、本日二度目のスマブラです。
待ちに待ったランチタァァイムは、
週1程度で鬼ごっこが始まる。
そしてなんとか乗り越えた残りの授業。
あと、あなたちゃんを待っているのは……
こんな感じのあなたの1日。
計3回もスマブラされたが、
なんだかんだで楽しい日々です。
半年後、この学園を卒業したら
近所の大学へ進学しようと思ってたんだけど。
今現在の判定がD。タヒんでる。
だけどそれを巻き返そうとも思えなくて。←おい
結局、来年からはこのキメツ学園で
体育教師になる道を選んだ。
はぁ…冨センとおなじかぁ……←そこ
他のみんなも大学行くなり就職するなり、
目標に向かって頑張っている。
あと半年後には終わってしまうこの生活。
飽きることないのないこの日々が、
いつまでも続いてほしい、というのは無理な願望。
たとえ同じ学校、職場にいなくても、
今この時代、いつでも繋がれる。
実際、県外の大学へ行ったしのぶ先輩と
先日お茶会という名の勉強会をした。
地獄だったけど。←←
次の春、桜が咲き乱れる季節には、
私は教師としてここに立っている。
そんなの全く想像できないけど、
それ以上に、おはぎの近くにいられる事が嬉しくて。
………え?スマブラとかどうすんのって?
そりゃあもちろん…………
何とかするさ☆(((
まぁその前に、
教師免許の試験合格しなきゃなんだけどね!
テヘッ♡((((((((
もし合格できて、
あの人のそばにいられることが確定したら、
その時は、
この気持ち、今度こそ伝えます___
あと半年。
まだまだ先のお話です___
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。