もうそろそろで予約した方が来る。
来た。
そう言うと、るんるんでエレベーターに乗っていった。
Rrrrrrrrrr
イさん、すごくかっこいいな……
すると、
またミョンホさんが来た。
そんなこと言われたら、ますます赤くなるじゃん
そう言うと、私に少し近づいて
腕を引かれる。
部屋に向かってるのか。
部屋に着くと、鍵を閉める。
目が覚めた。
ゆっくり起きると、
床には雑に脱ぎ捨てられた制服と、下着
自分はバスローブみたいなのを着ていて、
髪は下ろされていて、
状況が整理できない。
隣を見ると、
ベッドのふちに座っているミョンホさん。
あ、そういう事か。
お客様と重ねるのは、絶対いけないこと。
そう決めたのに。
破ってしまった。
意味はないけど、立ち上がる。
急いで制服を着て、部屋を出ようとする。
袖を掴まれる。
心臓がドキドキする。
走ってフロントに戻る。
こんなことは初めて。
すごく不安で、
誰かに見られてるんじゃないかっていう
恐怖があって、
誰か、、誰か、、
その時、
足の力が抜けて、床に座る。
足が震えて、立つことすら出来ない。
そう声をかけてくれたのは、
イ様。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!