俺の名前は清盛拓哉。
今は高校2年生。
俺には好きな人がいる。
松江 莉乃。
7年前に岩手県に引っ越した幼馴染。
本当は一年だけの予定だった。
でもどうやら仕事が忙しくなったようで、
いつになるか分からなくなった。
悲しかったけど
仕方ない。
でも明日になればすぐ会える。
俺が岩手に行くから。
俺はリュックにパジャマを詰めた。
それからゲーム機も。
親は行けないから俺が梨乃の家に行く。
女子の家にお泊り。
普通なら考えられなかった。
でも梨乃だから。
幼馴染だから。
ずっと仲良しだったから。
俺は平気。
俺は梨乃に会いたくてたまらない。
お前の事を考えるたび
俺の心の中の恋が…
成長してるから。
-----続く-----
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。