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第25話

ほしいろ
夜。

目覚めた俺は…

海にいた…。

抜け出した。

病院から…。

親の電話にも出ず…。

こっそり病院を後にして…。

走ってきた。



海は…。



静かだった。




でもあの時とは違う。




砂は黒くなって…。




なんだか荒れ地のようだ。









拓哉
莉乃ぉぉぉ!!!
叫んだ。叫んだ。叫んだ。

叫び続けた。

泣きながら…!

叫び続けたっ…!

莉乃に会いたくて…!









俺は海に飛び込んだ。








あ…馬鹿だな俺。

気づいたときにはもう遅い。

なぜか深く深くへ体が潜っていく。

なぜか息がきれない。

なぜか泳ぐのを止められない。

なぜか…なぜか…











海が星空の様に輝いていた。















莉乃…!莉乃…!

体が勝手に動く。

引っ張られるように…。

俺は莉乃を探し続ける。



       . .
星のように輝く何かをかき分けて


俺は泳ぐ。

泳ぎ続ける。

莉乃…ごめんね…!





キラリ…✨





急に何かが光った。

青白い光。

美しい。

他の星の様なものとは比べ物にならないぐらい眩しく輝いている。
拓哉
(もしかして…莉乃?)
俺は必死に手を伸ばす。

近づけば近づくほど眩しくて目が開けられない。

莉乃
拓哉………?
………!?



莉乃の声…!

俺は全力で足を動かす。

拓哉
莉乃ぉぉぉ!
莉乃
た…拓哉……!
俺と莉乃の手が触れ合う。

そして手をぎゅっと握る。

莉乃は微笑んでいた。

長い髪がゆらゆら揺れている。

澄んだ瞳が綺麗に見える。

色白の肌がつやつやと光る。


美しい…。


俺は莉乃を力いっぱい引き上げた。

水の中で動きにくい。





………………。






それからの事はよく覚えていない。


俺は…死んだのか?


莉乃は…無事なのか…?







早く目を覚ませ…!





早く…









莉乃に本当の気持ちを伝えるんだ!







-----続く-----