第6話

保健室にて(前編)
200
2020/05/22 15:17
…高坂くん!
パチっ
目を開ける
(あれ…?ここは)

(うっすら、薬の匂いがする)
(保健室?)
(眩しい…)
僕は起き上がる
東雲まお
東雲まお
ふわぁ…
少し身体が軽くなった気がした
(寝てたからかな?)
高坂紗良
高坂紗良
あっ!起きた!
横から声が聞こえた
東雲まお
東雲まお
こっ高坂さん⁉︎
高坂紗良
高坂紗良
大丈夫?
東雲まお
東雲まお
え?大丈夫だよ
高坂さんは良かった…とホッとしていた
東雲まお
東雲まお
ところで僕何でここにいるの?
高坂紗良
高坂紗良
それはね
僕は、高坂さんと話してる途中でいきなり倒れてしまったらしい
保健室の先生が言うには寝不足らしい
(最近ちゃんと寝れてないしな…)
僕は納得する
高坂紗良
高坂紗良
ちゃんと寝なきゃダメだよ!
彼女は少し怒り気味で言った
東雲まお
東雲まお
うん。分かった
高坂紗良
高坂紗良
東雲くんのご両親はその内来るみたいだよ
東雲まお
東雲まお
え?僕早退するの?
高坂紗良
高坂紗良
一応ね!熱もあるみたいだし
(熱もあるのか…)
(そうだ)
東雲まお
東雲まお
高坂さんがさっき言いかけてたことって何?
高坂紗良
高坂紗良
言いかけてたこと?
東雲まお
東雲まお
噂話の時の…
〔5話参照〕
高坂紗良
高坂紗良
噂話…?
高坂紗良
高坂紗良
あっ!
高坂紗良
高坂紗良
あの事か!
彼女は何か慌てていた
彼女は顔を赤くしながら
『何でもないから忘れて‼︎』
っと言っていた
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