第22話

不思議
4,492
2019/07/29 09:56
ここ数日、不思議なことが起きている。






それは、
花巻 貴大
それでねー、そのお店の…
猫山(you)
猫山(you)
ほうほう、
花巻 貴大
ん?あ、おーい?国見ー!
と、甘いもの同盟を組んだため


よく話しているマッキー先生が、
前にいた国見に手を振っているけど、


国見は私と目が合った瞬間すぐに方向を変えて


逃げていってしまった。


これ…最近頻繁にあるんだけど…
花巻 貴大
えぇ、感じわっる。
猫山(you)
猫山(you)
私…嫌われたかな。
山口 忠
確かに今のは猫山さんのこと見てからだったね…、
猫山(you)
猫山(you)
ゎぁっ!
急に後ろに高身長。
驚くのも無理ない。


いつもは月島先生といて誤魔化されてるけど、


山口先生もかなり身長が大きい。
山口 忠
ご、ごめんねっ、急に…!
猫山(you)
猫山(you)
うぅん、大丈夫。やっぱりそうだよね…
花巻 貴大
山口じゃん!え、そうなの?国見?
猫山チャンなんかしたの?
猫山(you)
猫山(you)
いえいえ、なにもしてないです。
山口 忠
なんだろね…何か勘違いとか?
花巻 貴大
そこは先輩に任せろ、松川と聞いてみる!
山口 忠
(さらっと松川先生…)
猫山(you)
猫山(you)
(巻き込まれたな…)
花巻 貴大
んじゃ分かり次第伝えるねー
猫山(you)
猫山(you)
ありがとうございます。
今度差し入れ持ってきます。
花巻 貴大
俺超頑張る。
と、るんるんで去っていった、
山口 忠
えっと…あのさ、
猫山(you)
猫山(you)
ん?
山口 忠
ね、猫山さんこれからどこに?
猫山(you)
猫山(you)
あ、私職員室に飴取りに行くだけ。
山口 忠
アメ?
猫山(you)
猫山(you)
山口先生にもあげる、イチゴオレ味。
山口 忠
ありがとう(笑)
猫山(you)
猫山(you)
あ、二個あげる、月島先生にあげて。
山口 忠
ツッキーの分まで!ありがと!
まだポケットには飴あるけど…


ストック分無いから取りに行くことにした。
山口 忠
俺は赤葦さん探して木兎さん探さないと…
猫山(you)
猫山(you)
いないの?
山口 忠
次の次授業だからね…あ!赤葦さん!じゃぁねっ、
と、爽やかにタタタッと赤葦先生の所ヘ
私も早く職員室へいかないと。
そう思い職員室へ。
見事に誰もいなくて一人の国見と目が合う。


でも1秒経たぬうちに目を反らされる。
えぇ、ちょっとこれは傷つくなぁ…


流石に気分悪いし…
猫山(you)
猫山(you)
く、国見。
国見 英
…何、仕事中。
猫山(you)
猫山(you)
え、ごめん。でも最近どうしてさ。
そんなに目、そらすの。
国見 英
…………
猫山(you)
猫山(you)
わ、私何かした?
国見 英
なにもしてないよ。
じゃあなんでだよぉぉぉ。
国見 英
てか、俺そんなに避けてた?
この言葉で、国見が、


怖い顔から、驚いたような顔をしながら言った。
猫山(you)
猫山(you)
う、うん、凄い。
嫌われたかと思ったんだけど。
国見 英
いや、ごめん、なんかちょっとイライラしてた、ほんと、ごめん。
国見は凄い落ち込みながらそう言う。
猫山(you)
猫山(you)
あ、いや気にしないで。
国見 英
それ忘れてーあー恥ずかしい。
猫山(you)
猫山(you)
ふっ(笑)ううん、いいんだよ?
あ、じゃあ葡萄の飴あげる。
国見 英
ありがと。てか何しに職員室?
猫山(you)
猫山(you)
ナイス国見。飴取りに来たの。
私は自分のリュックからアメの大袋を取り出す。
国見 英
じゃあお礼。
猫山(you)
猫山(you)
おっ、キャラメル!
国見 英
残念、〝塩〟キャラメルでーす。
猫山(you)
猫山(you)
それ大事か?
国見 英
俺にとっては重要(笑)
と、笑いあったら黒尾さんが来たから、


私は保健室に戻った。





あ、マッキー先生に言わないとな。
私は帰り際に松川先生を見つけて、とりあえず事情を話し、マッキー先生に伝えてもらうことにした。



はぁ…良かった。


国見に嫌われたわけじゃなかった。
…良かった?

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