第26話

人形は告げる/アルバイトとは。
241
2020/07/09 13:22
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
学園長。
学園長
……どうされましたか?
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
もうハッタリかますのは無理がある。
異常な程の被害申告も出てる、これ以
上隠すのは不可能だ。
学園長
だからと言って貴女が女性である事を話すわけにはいかない。レオナ・キングスカラー君だって、気付いていないわけが無いでしょう。
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
それでも、これ以上のごり押しは効かない。噂はかなり広まってるぞ、あたしへ向けられる視線も気味が悪くなる一方だ。
学園長
うーむ…。私もどうにかしたいのですがねぇ…。
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
物理攻撃なら自信はあるが、魔法となるとそうはいかないしな…。
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
ミミちゃ位なら話しても安心できそうだが、どうする。
学園長
…まあ、貴女が安心できるというのなら良いとしましょう…。
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
じゃあ、あたしはこれで。
かなり大事になってきたな…。
………双子とサバナクローには絶対知られたくないな
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
どんな未来が待ってるか、見当が付く
ふは、と笑みが漏れた。
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
………あ、アズール。
アズール
おや、監督生さん。お久しぶりです。
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
お、おう……。それで、うちのクラスに何か用か?
アズール
えぇ、丁度貴方に用事があったんですよ
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
は?
アズール
ウチでバイトしませんか?
そう言って、相手は『営業スマイル』を浮かべた。























カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
つまり…人手が足りないからそういえばフロイドと仲が良かった監督生の片割れあたしの手を借りよう、と…。
アズール
えぇ、対価はお支払します。
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
………、まあ良い、とりま仕事だ仕事。てか、他に当てはなかったのか?
アズール
いえ、貴方で無いとダメなんですよ。
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
……何故?
アズール
フロイドが機嫌良く働いてくれます。
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
嗚呼…(察し)
利害の一致は一応した。←←


モストロ・ラウンジ
フロイド
小、エ、ビ、ちゃぁん♡うちバイトに来るって本当〜?
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
まあな、頼まれたし。
フロイド
俺チョー嬉しい〜♪一緒に頑張ろ〜ねぇ〜?
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
はいはい分かったから……
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
上から退いて…!!
フロイド
あはっ、やだ♡
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
ふざけんな!?
ジェイド
フロイドが楽しそうで良かったです♪
カスミ・ヴェクタール
カスミ・ヴェクタール
私が潰れる…!!
ジェイド
おやおや…笑

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