スニョンに........ずっと付き合っている人がいるの......?
私は今笑えているだろうか
私は今どんな表情をしているのだろうか。
はるかさんがずっとスニョンの彼女の話を続けている。
もう聞く気にはなれなかった...。
そう言って私達はラインを交換し、帰路に着いた。
頭の中は
「スニョンの彼女」
これでいっぱいいっぱい。
家に着いた瞬間緊張感とかなんだか色んなものから解放されて、気がついたら泣いていた。
ピコンッ
私はLINEを見て思った。
これはきっと別れ話なのではないかと。
そもそも付き合ったような感じではないか....。
出たくないけど、スニョンと話がしたい...。
最後の記念として、話をして、吹っ切った方がいいのかな。
所詮自国以外の時間つぶしの相手だったってことだろうな...。
スニョンに「いいよ」と返事をして、また静かに泣いた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!