SEVENTEENアメリカライブ4日前
私はこの数週間一生懸命バイトをした。
スニョンに会える、遠くから見るだけでもいい。
それだけで頑張れた。
店員:あっお疲れ様でした!明日アメリカに立つんだっけ?気をつけていってきてね!!お土産待ってる!!
さあ、帰ったら準備をしなくちゃ。早歩きで帰った。
家の前に誰かがたっている。
誰だろう....?
帽子を深く被っていて顔がよく見えない。
通り過ぎて家に入ろうとしたら後ろから口を塞がれて気を失った。
気がついたら自分の家だった。
あれ...夢?どうやって戻ってきたんだっけ....?
よく見ると布団の中の私は上下下着姿だった。
はるかはジリジリと私に近づいてくる。
はるかは私に噛み付くようにキスをしてきた。
んちゅっ....はあっちゅっ...ちゅっ.......
手は胸に延び、ブラをずらしてきた。
必死に抵抗するが男の力には敵わなかった。
んちゅっ....ちゅうっちゅっ.....
私はもうスニョンのところには行けないのかな...
最後に一目スニョンに会いたかった....
私は諦めたように脱力し、されるがままだった。
幸い中には出されなかった。
気がついた時には朝だった。隣ではるかは寝ている。
逃げるように必要なものと服を何枚かキャリーケースに詰め込み、家を出た。
ここはもう引き払らおう。
管理人に連絡をとり、あの家は引き払った。
こんな私でも遠目からスニョンが見たい...
既に私の心はスニョンがいないとボロボロだった....。
公園のブランコで1人小さく泣いた。
何時間か経った時、空港に向かった。
スニョンを求めて。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。