「申し訳ありません……本日既に満室でして…」
「あ……はい、わかりました…」
「もおーーーだからなんで先に予約しとかんのキヨくんはー!!!」
「だって流石にどっかのホテルはとれるだろうって思ってたんだもん、仕方ないじゃん」
「仕方なくないて!!!!こんなんなるなら、俺が予約しとけばよかったわ…」
キヨとレトルトはとある動画の撮影で家からだいぶ離れた所に来ていた。
だが、あまり計画性のないキヨは宿泊先の予約をしていなかったのだ。
そして時刻は22時を回った。最近の気温は急激に下がり、今日の気温もとても低かった。
そんな中、街灯と店の灯りだけが照らす道を男二人が並んでとぼとぼ歩く。
「もうラブホくらいしかなくね」
「何ゆっとんのキヨくんは…。」
この街は何故かビジネスホテルよりもラブホテルが多い。
そんな中、キヨは「カプセルホテル」という表記を見つけた。
「レトさん、カプセルホテルだって」
「…ま、まあカプセルホテルならいいと思うけど」
「よしじゃあ入るか」
ここのホテルは大通りから少し外れた所にあるせいか、空きは余裕であった。
「うああ、思ったより狭いな。」
「だからなんで一人一部屋とらなかったん…」
「まあいいじゃん、レトさんベッドの奥で寝ていいよ」
ここの部屋のベッドは壁の方に寄せてあって、一つしかなかった。
「まって、このベッドひとつに2人で寝るん?狭くない?」
「いーじゃん、ちょっと狭いけど。
俺、レトさんとくっついて寝たいし。」
「へ…?キヨくん?」
(ドサッ)
「ちょっ!!なにしとんのキヨくん!!手ぇ離してや…」
「レトさん…」
「なに……?」
「俺今からレトさんのこと犯したい。」
そういってレトルトの手首を掴んでいた手の力を更に強める。
「なに変なこといってんのキヨくんは……んんっ!?」
チュッ
「もう俺無理。我慢できない。」
「やめっ…キヨくん…舌入れるのはだめやって…んぅっ///」
「だめって言ってる割には顔赤いじゃん。」
「だってぇ…き、きもちぃから…」
「きもちぃって…誘ってるでしょレトさん。」
「いやっ////ちがっ…」
「ねぇレトさん…最後までしよっか」
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この先はご想像におまかせします(><)
1週間もあいてしまってごめんなさい、受験生のため、たまにしか更新できません
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!