第6話

卒業式
35
2018/03/02 11:24
あっという間だった。
この3年間。
ゆみ
おはよ
宇宙(そら)
おはよ
ゆみ
あ、弘也。
おはよ
弘也(ひろや)
おう。
宇宙(そら)
おはよ!
弘也(ひろや)
・・・おはよう。
?、弘也?
元気ない。どうかしたのかな。
ゆみ
はー、😩
ついにきちゃったよ。
宇宙(そら)
え?
ゆみ
卒業式だよ
宇宙(そら)
あー、うん…。
ゆみ
小声)「告白」するんでしょw
宇宙(そら)
///うん…。
弘也(ひろや)
あ、宇宙。
昨日歌の練習した?
宇宙(そら)
も、もちろん!
弘也(ひろや)
ん、よかった。
卒業式☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆____
クラスメイト
楽しかったあの日


弘也(ひろや)
いつも支えてくださった
ゆみ
地域の人や仲間
生徒会女
何よりも
宇宙(そら)
家族のみんな
生徒会長
今まで、
ありがとうございました。
ピアノの伴奏が聞こえてくる…。

曲にはこんな詩がある。
___大事な仲間。
___君と毎日歩んだ道。最初は長く感じた。けれどもいつも歩いてるうちに不思議と君とずっと歩んでいたいと思っていた。
___今日の「おはよう」はもうないんだってわかったんだ。
___君との「おはよう」は今日で最後なんだね。
___ありがとう。

___ずーっとずっと忘れないよ。



そっか、もうないんだ。
ゆみ
「おはよ」
宇宙(そら)
「おはよ」
ゆみ
「あ、弘也。おはよ」
弘也(ひろや)
「おう。」
宇宙(そら)
「おはよ!」
弘也(ひろや)
「・・・おはよ。」
だからか。
弘也がみんなに言う今日の「おはよ」
はとても切なくて悲しいものだったのか。
目頭がじわじわと熱くなってくる。


歌い終わった。
席について、校長先生の話を聞いた。
生徒会男
アナウンス)
三年生のみなさんが退場します。
拍手で送ってください。
パチパチパチ👏



教室に戻った。
ゆみ
そら〜(´;ω;`)
宇宙(そら)
ゆみ〜.°(ಗдಗ。)°.
ゆみ
宇宙泣いてるよ〜(´;ω;`)
宇宙(そら)
ゆみも〜.°(ಗдಗ。)°.
ゆみ
うわーん
宇宙(そら)
うわーん
クラスメイト
おいみんなで写真撮ろうぜ!
生徒会女
せんせー撮ってくださーい!
先生
仕方ないですね〜(;ω;)
生徒会男
あれ?先生泣いてるw
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
先生
生徒会男もね(;ω;)
クラス全体
w(T ^ T)w
先生
ハイチーズ!
そして、先生の話を聞いてから、お開きになった。

校舎前でガヤガヤしていた。

____告白、そろそろしよう。

あれ?弘也は?どこ?

そんなこと考えてたら。
クラスメイト
弘也くん!好きです!
え、?
弘也(ひろや)
そうだったの、?
クラスメイト
うん。
弘也に告白⁉︎、
しかも相手はクラスの可愛い女子、。
弘也(ひろや)
あ、宇宙、。
宇宙(そら)
っ…。
ゆみ
宇宙⁉︎
私はつい、その場を逃げ出してしまった。




宇宙(そら)
・・・っ!
宇宙(そら)
好きだったのになぁ
宇宙(そら)
!、
宇宙(そら)
涙。
宇宙(そら)
・・・
宇宙(そら)
宇宙(そら)
ほんと、
宇宙(そら)
弘也のこと
宇宙(そら)
好きなんだなぁ。
宇宙(そら)
弘也。
宇宙(そら)
好きだよ。
誰もいない。
路地裏。
口にできなかった言葉を、
卒業証書を持った手で。
涙を拭いながら、こっそりと言った。
































































































終わっちゃったんだな。

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