あなたside
―部活―
黒尾:あなた大丈夫…。安心して。みんなついてるから…。
あなた:う、うん……
私の過去はね______.
中学生の頃私はバレー部だった。始めたのは小学生から。そのバレー部の中で私は1番上手かった。
みんなから頼られ、3年生にもなると女子のエースだった。
中学校最後の試合の数日前の出来事だった。
公園を通りかかったら…赤信号を渡ろうとしている女の子がいた。トラックが目の前まで来ていた。私は必死にその子を助けた。
その代わりに足を奪われた。
試合はもちろん出られない。私がいなかったチームはボロボロになり1回戦目で負けた。
その後、新山女子に行くのも取りやめ私は幼なじみが居るというのを聞いて青葉城西にきた。
青葉城西のマネージャーという形で国見くんと金田一くんに誘われて入った。まだバレーは好きだった。
あなた:それでお父さんの転勤が決まって、東京に来て音駒高校に来たってことかな。ざっくり説明だけどわかる?
山本:あなた様は…😭あなた様は…😭なんてお優しい方なのでしょうか?
孤爪:あなたバレーやってたんだ………
黒尾:え、じゃあ今本当は走れねぇの?
あなた:走れないことはないんだけどね。動くのが遅いから全力出して走ったら息切れちゃって。
夜久:昨日は何されてたんだ?
あなた:そこの近くの倉庫に七瀬さんが閉じ込めてきてさ…。
犬岡:あの倉庫前の鍵しかないですからね…。
黒尾:とりあえず七瀬はもう退部してもらおう。部の為だ。
灰羽:よくわかんないっすけどあなたちゃんのためならあなたちゃん優先しちゃってください!
七瀬side
なんであいつ……走ってんのよ。
走れねぇんじゃねぇの?
宮城であったことは全部嘘かよ…。
くっそ。あいつに騙された…。
そして黒尾さんとも近づけなくなった、余計嫌われた。
ほんと、、、最悪。この部を汚してやる………。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。