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シ「なあ、もう俺疲れたよ。」
マ「…え?」
シ「もうお前と付き合ってらんねぇよ」
マ「…」
シ「別れよう」
マ「…わかった…」
でも本当は嫌だった。
引き止めたいけどシルクの迷惑になるなら嫌だったから。
シ「……い?…さい!!」
マ「…え…?し…るく…?」
え…?なんで…?なんでシルクがいるの?
シルクは俺の顔を覗き込む。
シ「マサイ!どうしたの!?…なんで泣いてるの!?」
え…泣い…てる…?
マ「…え…?俺…泣いてるの…?」
シ「ったく…うなされてるから、なんか悪い夢見てんのかと…心配したよ…」
あれ…?あれって…夢…だったの…?
マ「…シルク…?…夢…だったの…?」
シ「…?どうした?」
マ「…嫌われる…夢…見た…良かった…シルク…」
シ「大丈夫だよ…嫌いになんて…ならないから…」
マ「…シルク…良かった…良かった…(泣)」
思わずシルクに抱きつく。
シ「なになに?wどうしたの?」
マ「…シルク…好き…」
シ「なに?w俺も好きだよ」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。