休み時間
桜木「あなたちゃん、ちょっと?」
『うん。』
空き教室
桜木「あのさ、深澤くんに近づかないでくれる?」
『えっ?』
桜木「深澤くんは、私のものだから。」
『...』
?「そういう事ね。」
教室
ガラガラ
桜木「痛い。」
『...』
深澤「もう、そんな演技やめろよ。」
桜木「えっ?」
女子「全部桜木の嘘だったんだね。」
桜木「違うよ!」
男子「あなたが、可哀想だろ。」
『みんな...』
桜木「もう、いい!!」
ガラガラ
『はぁ、』
深澤「ごめんな、疑って。」
クラス「ごめん!!」
『大丈夫だよ!』
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!