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第1話

プロローグ
959
2018/09/11 11:31
あなた

...え?お父さん、今なんて?

ラインハルト
ラインハルト
...だから、私はこれからしばらく海外へ行けなくてはいけなくなったのだ...仕事でな...。だけど理由あってお前も一緒に連れていく訳にはいかないんだ...だから、お前にはしばらく、遠い親戚の家に居候してもらおうと思ってるんだ...。
あなた

...そ、そうなの...?それなら良いけど...その家はどこなの...?

ラインハルト
ラインハルト
...逆巻家、という家なのだがここからあまり遠くないところにある、それにその家の当主である、私の知り合いのカールハインツという人が迎えに来てくれるそうだから大丈夫だ...ああ、その屋敷には彼の一人息子が住んでいるから、二人で仲良くするんだよ?
あなた

え...!?う、うん...分かった...?

私は小さい時からずっと、父親であるラインハルトと二人で暮らしてきた。何でか、その理由は知らない。お母さんのことも、なぜだか私は疑問に思わずにお父さんに聞いたこともないから分からないのだった。そして高校3年生になったある日、お父さんにそう言われて私はその「逆巻家」に居候することになった。そこで、私は「彼」に出会った。それから私の運命は変わっていった。これは、私と「彼」の物語ー...。

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