第2話

来訪
941
2018/09/11 13:35
そうして、それからしばらくしてお父さんが海外に行くという日になり、私も「逆巻家」へと居候することになった。
ラインハルト
ラインハルト
...じゃあ、私はそろそろ行くよ。もう少ししたらここにカールハインツが来るはずだから待っているんだよ。じゃあ、元気で仲良くするんだよ、あなた。
あなた

...うん!お父さんも、元気でね!

お父さんと離れるのはずっと二人で暮らしてきたし、寂しかったけど仕方のないことだし、次に会うまでの間だと思って笑顔で送った。そうして、それから少し経ち...
カールハインツ
カールハインツ
...やあ、君があなたさんかい...?私はカールハインツ、逆巻家の当主だよ...ラインハルトに頼まれて、君を迎えに来たんだ...。
あなた

...っ!あ、はい...私はあなた...です...。よろしくお願いします...!(何だろ...この人すごい、人間のはずなのにオーラが強い気がする...)

お父さんの言っていた、カールハインツさんが現れて私は何となく感じる圧倒的なオーラに怯えながらも、挨拶をして「逆巻家」へと付いていくことになった。

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