今日はなんか早く行った。
確かあのリーダーみたいな人は...
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カッターを取り出し...
シュッ
左の指先全部切られた。
しかも全部深いし、少し身がえぐれてる。血も結構出ている
とぼとぼと部活に向かっていた。
すると。
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そう言って走り去った。
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瑞希side
教室に忘れ物をしてしまって、取りに帰ろうとした時。
とぼとぼと歩いている神城がいた。
何やってんだあいつ。
でもよく見たら...
手を切っている。
そう言ってからは焦っていて何も覚えていない
その後で覚えていることは...
神城が悲しい顔をして、嘘をついていたこと。
そして俺は
神城は帰ってしまった
そんなつもりじゃなかったのに
ただ、心配だっただけなのに
ごめん、神城。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。