第56話

好き

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2020/06/13 08:03






大我side



俺が退院してから北斗の顔は、作り笑顔が多くなった気がする。


心から笑わないってゆうか、なんてゆうか。





きっと舞香さんのこと気にしてるんだろうな。





俺が舞香さんのこと許したのも、好きだからってゆうのもあるけど、きっと北斗が責任感じて、自分を責めてると思ったから。





少しでも北斗の肩の荷が降りるようにと思って、




それでも北斗は、責任感が強いから。





文句言わず俺の手伝いもしてくれる。











お風呂の手伝いしてくれる時、服脱ぐからお腹の傷見せたくなくても、見られちゃうから。



お風呂の時は自分の力でなるべく入りたい、けど


北斗に今日も見られてしまった、



この瞬間から北斗の顔が暗くなっていく、






つい、




『北斗？もう大丈夫だからさ、気にしなくていいよ？』




なんて言ってしまった。



最近北斗にかける言葉にとても迷ってしまう。




それでも北斗の顔は、笑顔になった。



心から笑ってる笑顔。



その顔を見て、やっぱり好きだなって思う。







『好き。』




そう自然に溢れた言葉に北斗が




｢俺も。｣




と、いきなり始まった告白で。


北斗と目を合わせると、


一緒に笑った




『やっと両思い？』



北斗｢うん。｣




自然と北斗を抱きしめてる。



少し傷が痛むけど


優しく抱き締め返してくる



そんな北斗が愛しくてたまらない







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