第35話

優しさ
8,433
2020/05/11 04:59


北斗side



一体半年の間に何があったんだろう。
京本に抱きしめられた時少し安心した。
そんな気がする



樹「北斗。驚かずに聞いて欲しいんだけど
  北斗ときょものお母さんとお父さんが再婚したんだ。それで今一緒の家に暮らしてる。」



『えっ。』



慎太郎「驚くと思うけどほんとだから笑」


高地「家の場所は、大我と一緒に帰ればいいんじゃない?」



樹「そーだ、うんそーしたほうがいいわ」


『頭の理解が追いつかん』



ジェシー「まあ、大丈夫っ!!」










この時、記憶が戻るような気がした。
なぜだか、そんな自信があったんだ。























あれから1週間
  今日は退院の日。

京本と一緒に暮らし始めたことは思い出した。
けど京本と何があったかは何一つ思い出せない




でも、俺は京本と何があったのか半年間、何をしていたのか全部思い出したい、と荷物を片付けながら思った







ガラガラガラ



京本「おはよう。片付け終わった?」




『うん、大体は片付いたからあと10分くらい。』



京本「じゃあ飲み物でも買ってくるね。」



『ありがとう』



スタスタスタ




京本って飲み物買いに行って俺と一緒に突き落とされたんだっけ
トラウマにでもなってないのか?
1人だと危ないよな
一緒にいったほうが。
なんて考えるよりも先に俺の体は動いていた



『京本っ!』


京本「北斗……。どーしたの?」



『1人だと怖いかなって?』



京本「そんな子供じゃないし…………」


『って泣いてんじゃん。やっぱ怖いんじゃん』


京本「そーかも」






大我side


俺、泣いてんの?


北斗の優しいところなんて前からわかってる。

だけど、心の音が大きくなるんだ。



俺、北斗の事


諦めれそうにないな











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