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第66話

すき
10,155
2021/01/23 09:23
北斗side




ついに言えた。

いや、言ってしまったというか。


それでも、伝えられた事の嬉しさが大きくて。



大我「え?俺たちってもう付き合ってないの?」


『は、あは、ははは笑』



と堪えきれず笑ってしまった、

しかも今までにないような変な笑い方で


なんか、京本らしい。

今まで俺から京本に何も出来ていなかったのにそう思ってくれてたなんて思わなくて…


京本は人を好きにさせる天才なんだな。



そうちょっと小馬鹿にしてみたり、、、俺以外を好きにさせて欲しくないななんておもいつつ


京本の顔をマジマジと見て、俺の


渾身の告白に対する答えを求めると



大我「へ?へ?」


なんて戸惑って



『で、どうですか?俺と付き合ってくれますか……?』



大我「……………………喜んで」


と自分の顔を手で覆いながら言う京本が


可愛くて



可愛くて




大我「へ?」



大我の声で気づくと俺が大我を抱きしめる形になっていた


かわいい


とぼそっと言うと


顔をおおっていた手がなくなり


大我の顔がまじまじと見え……


お互いに顔を見合う形になっていた、


なんかほんとに綺麗な顔だなとか思ってると

俺の手が大我の右頬に触れていた。








そうすると、自然に

大我の目がすっと閉じた。








これって、、


これは、、












すると


やっぱり


俺と大我の距離がゼロになった。





なんだか時間の感覚がなくなって、


10秒か、1分か、3分か、




なんて考えてると、大我が弱々しく俺の肩を叩くと、俺から離れ


俺との、き、すによって足らなくなった酸素を激しく吸い入れていた。




『ごめん!大丈夫大我?』



「あ、うん」


苦しそうなのに、なんだか嬉しそうというか…





俺が嬉しいからそう見えるのかな、



「ねえ、北斗今から!俺たち恋人だからね」


『うん』







大我side



やっと、?


北斗と通じあったのかな…


そう思うと、


『ねえ、北斗今から!俺たち恋人だからね』




なんて言うと


北斗の顔が


「うん」

と言うと、その顔はとてもにやにやしてた








今までに見た事ないくらい。






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