第20話

19.
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2021/08/12 03:06
西島 side





相変わらず、店の前には女子の行列ができていた。


その最後尾に、私たちは並ぶ。


行列の先頭にいる人は、もう大体同じ人で


きっと、昔からの古株さんなんだろう。





桜井「今日も、Seven stars 空いてるかな。」


『…ど、どうやろ、ね。笑』





…これは、言うべきやろか。


大西流星って人に、「指名して」って言われた。


なんて、簡単に言えるわけないやんか…!!!


えなが、あのホストの中で誰推しとかよく分からんけど


その、大西流星って人のことが好きだったらさ


ある意味逆恨みされるだけだよね、?!


と、とりあえず、一度えなに確認しよ。


それが一番安全な道やな。




『えなはさ、その、このホストの中で誰が一番好きなの?』


桜井「え、気になる???」


『、ちょっとね。』
































桜井「いないよ!!!」


『ん?、え、?』


桜井「別に、推しは、いない。」


『え、いないのぉ?!?!?!?!』


桜井「意外だった?」


『おん。めっちゃ、意外。あんなにデスクの上、イケメンばっかなんに。』


桜井「笑。なんかね、ここの店顔面偏差値高すぎてさ、推しを見つけられないんだよねぇ。」


『ほぉ…。』


『え、じゃあ、なんでここ通ってんの?』


桜井「なんでだろ。この前、初めてあなたときた時に、めっちゃ楽しくて。面白くて。お相手さんも、まじイケメンだったし。Seven stars だよ?!一発目で、Seven starsなんて、なんか運命でもあんのかな?なんて思っちゃって、それ以来、ここに通ってる。」


『理由は分かったけど、文章長ぇ。』(


桜井「えへへぇ…笑。とにかく、私はまだ推しはいない。」


「そーゆー、あなたこそ、見つけたの?」


『え、いや、いないんだけどさ…というか、見つけるつもりもないし…』


桜井「見つけた方がいいって!生きる源になるし…。」


『生きる源は、コロッケだけで大丈夫。』(


桜井「えぇ〜…つまんないのぉ……。」




そんなことを話していれば、いつの間にか店は開店して、順番が回ってきていた。






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