第19話

18.
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2021/08/08 13:50
西島 side




顔を上げてて、上を向けば


カッコ良さげなスーツを着た見覚えのある男の子がいた。




「覚えとる、?」


「、大西流星!!!」


『あ、あぁ…。』




あのー、なんか、男のくせに妙に可愛かった人か。(


名前は、まぁ、確かにそんな感じだったのは覚えている。


でもさ。でもさ。




『なぜ、ここに?』


大西「んー、逆に聞きたい。」


「というか、座ってどしたん?」


『えと、友達を待っています。』


大西「一緒に入っちゃえばよかったやん。」


「こんなとこで待っとったら、ナンパされるで」


『別に、すぐ終わりますよ。お金下ろすだけらしいですし。』


『んで、そちらは、?』


大西「ちょっと、買い出し。」


『ホストなのにですか、?』


大西「笑。別に、ホストやからって、コンビニ来ない訳ちゃうからね。笑」


『へぇ…。』




…………。









いや気まず。


なにこの空気感。


というか早くコンビニの中入ってくれよ。


そしてえな。早く帰ってきてくれや。


救世主よ。戻ってきてくれ、!


とにかく、このホストの方とは目を合わせないように


この場を凌ごうとした。


でも、何故かこの方は、一歩も動かない。


そして、めちゃくちゃ視線を感じる。





『あの、なんか用ですか…。』


大西「…。僕も、一緒に待ってる。」


『え、?』




そう言って、私の隣に来て


ちょこんと座った。


地べたなんかに座って、スーツが汚れないかものすごく不安だった。


ホストでしょ、?明らかに高そうじゃん?(


汚しちゃったら、勿体ないし。




大西「、服、気にしてくれてるん?」


『、!』


『え、エスパーかなんかですか。』


大西「めっちゃ、服ガン見してるんやもん。それぐらい分かるって。それに、なんか、顔に書いてあるし。」


『なんか、すいません…。』


大西「別にええよ。逆に、ありがとう。笑」




そう言って、ニコッと笑った。


なにか心にくるものがあったが、


それが何かなんて、分からんかった。



大西「あ、このあとお店、来るん?」


『私、すぐ帰るつもりですが…一応。』




「すぐ帰る」と言っはずやけど、


私の言葉を聞いた瞬間


私の手を握って、目を輝かせた。


まって、もっと目が大きくなってるんですが。


目ん玉とび出ない、??











大西「来たら、僕のこと、絶対!指名して!」


『…え?』


大西「今日は、あなたちゃんと話したい気分やし!!!」


「他の人たちからの指名は、今日は打ち切りにする!!!」


「やから、僕のこと、指名してや。」


『…ほ、ほぉ…。』




興奮気味なのか、握った手の力が


少しだけ強くなった気がした。


それに、…緊張してるのか、よく分からないけど






この子の手が、少し"震えていた"


答えは直ぐには、出てこなかったが、


とりあえず、返事だけはしておいた。





『…。か、考えて、おきます。』


大西「んじゃあ、また!!!!笑」


『ど、どうも…。』




少しウキウキした雰囲気を身にまとって、


店の中に入っていった。


それと同時に、


えなも戻ってきた。




桜井「ごめん。化粧直しもしてたら、遅れちゃった。」


『え、お金下ろすだけじゃなかったん?』


桜井「えへ♡」


『可愛いから許す。』


桜井「ありがとう。笑」






そうして私たちは、


ゆっくりと歩きながら、ホストに向かった。





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