第18話

17.
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2021/07/31 13:55
西島 side




桜井「ねぇ、そんな悲しい顔しないでよ〜。」


「こっちまで悲しくなる。」


『だって、ほんとに、もう、行きたくないんやって。』






結局、えなに負けて、あそこのホストまで連れてこられている私。


なんで、…。


ほんとに、なんで、なんで、なんで、!!!!!!










『なんで行かなきゃいけないのぉぉぉぉ』


桜井「…びっくりしたぁ。」


「私の為だと思って!、ね?」






えなの上目遣いが、私の心をぎゅっと掴んだ。


これだ。これに負けてしまう。


もちろん、自分に問いかけてはいるよ?


「負けるな。」「ほんとにこんなものに負けていいのか?」


って。


でも、負けちゃうものは負けちゃうんです。





それに、私、もう、あのホストの人に


「もう来ないかも」とかって言っちゃったんやけど。


フラグ立てたくせに、なんかまた行っちゃったらさ、


なんか、思われんよな…?!


「軽いヤツだ」とか思われんよな????


思われたら、元も子もないし。


あーー。あの人、休みでありますように。


名前、覚えとらんけど、会いませんように。


相手埋まってますようにぃぃぃぃ!!!




とにかく脳内で必死に願った。


あの、可愛げな男の子とあの、クズみたいな上から目線の男には、絶対、絶対、


会いませんように、と。






桜井「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」


お願いします。お願いします。お願いします。お願いします。……


桜井「あなた、?」


「ねぇ、!あなた!!!」


『…?!?!』


『ど、どしたん?』


桜井「お金ない。」


『はぁ、?!?!?!?!』





行くって言っといてなんやねん。


準備しとk


ん、待てよ…?


帰れるチャンスじゃん??


お金ないなら、帰るしかないじゃんな?!





『じゃあ、今日はもう引きa 桜井「コンビニでお金下ろしてきていい?」、は?』


桜井「せっかく、行けるのに、ここでお開きなんて嫌じゃん!!!」


「あそこにコンビニあったから、そこで下ろしてくるね。」





軽い足どりで、えなは、そそくさとコンビニに向かってしまった。





『まじかぁ…。』





ほんとにあの子、ホス狂になりかけてない?


自分の貯金下ろしてまで、ホスト行っちゃうとか、


絶対だめじゃん。


いつか、止めてあげないとダメなんかなぁ。


でも、それをきっかけに関係を壊したくないから。


そう言いつつも、えなには人生失敗して欲しくない(


私が言うことじゃないけどね。笑


あんな可愛いやつには、幸せでいて欲しいんだぁぁ。


ま、これが?親心ってやつ?(




とにかくえなのことを心配していれば、


頭の方から、誰かの声が降ってきた。




「もしかして、あなたちゃん、?!」



『あ、。』




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