あなた「っだあああああづがれだあああああ」
藤井「お疲れ(笑)」
私あなたは1ヶ月後に迫った入試に向けて、追い込み中です
そして、横で見守ってくれているのは彼氏の藤井直樹。
藤井「そろそろ休んだら?」
あなた「んーあとちょっと」
藤井「もう遅いよ?」
あなた「ごめん!あとちょっとだけ!」
藤井「…わかった」
あなた「ありがとう!」
あとちょっとだからこそ、気を抜けないし今頑張らなかったらあとあと後悔すると思うんだよね
あなた「…よし!!頑張ろ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ふと時計を見ると、もう日付を超えていた。
あなた「えもうこんな時間?!」
流石に寝てるよな…と思い、後ろにあるベットを見ると…
藤井「んん…あなた終わった…?」
あなた「え…なんで起きてんの?!」
藤井「なんでって…一緒に寝たくて…」
あなた「そんな…明日もあるのに…」
藤井「それはこっちのセリフ」
あなた「え…」
藤井「あなたは最近『寝る』って言った後もコッソリ勉強してるんでしょ?」
あなた「…知ってたの…」
バレてないと思ったのに…
藤井「ほら、俺と寝よ」
あなた「うん」
藤井「もし今日抜け出して勉強したら、本気で怒るからね」
あなた「今日はちゃんと寝る。約束します」
藤井「ん。じゃ、早速寝よ」
直樹の横に行くと、すぐにウトウトしてしまった。
あなた「ん…」
藤井「やっぱり眠かったんじゃん(笑)」
あなた「うん…」
藤井「じゃ、おやすみ」
あなた「おやすみ…」
次の日、寝過ぎて学校に遅刻しそうになったのはヒミツです☆
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。