ガラガラガラガラ…
いつも通り教室に入るとみんな私を見てざわついていた
それは私が変わったからだ
昨日鈴星に言われたとおりにして登校してきたのだ
鈴星大雅
おはよ…って鈴原!?
鈴原萌
あ、鈴星…
鈴星大雅
うわ…すげぇ…///
鈴星大雅
なんか…全然違う
鈴原萌
そう…ありがとう
鈴原萌
あ、鈴星
鈴原萌
放課後、昨日のとこと同じとこ来てくれない?
鈴原萌
話があるの
鈴星大雅
おう、わかった
中島美幸
おっはよーって
中島美幸
萌ー!?
鈴原萌
あ、美幸
中島美幸
すごいじゃん!すごいじゃん!!
中島美幸
めっちゃキレイ!!てか可愛い!
鈴原萌
…そう?
中島美幸
うんうん!
鈴原萌
フフッ嬉しいな
鈴星大雅
っ!?///
全員「鈴原が笑ったー!!」
クラスがざわついた
「始めてみたー!」とか「可愛い」だとか騒いでいる
中島美幸
一気に人気者だねぇ
鈴原萌
…めんどくさそう
鈴星大雅
案外楽しいもんだけどなぁ
鈴原萌
人と接するのなれてないし
中島美幸
頑張って慣れようね
鈴原萌
…最膳を尽くすわ
放課後
鈴星大雅
わりぃ遅れたか?
鈴原萌
いえ、そんなことないわ
鈴星大雅
んで、なんだ?
鈴原萌
あなたに頼みがあるの
鈴星大雅
ほう
鈴原萌
私に恋を教えて
鈴星大雅
…へ?
鈴原萌
恋を教えてほしいの
鈴原萌
恋人らしいこととかそういうの
鈴星大雅
な、なんで?
鈴原萌
漫画に必要だから
鈴原萌
身を持って体験しないとわからないし
鈴星大雅
そ、そっか
鈴星大雅
なら恋人になってみるか?
鈴原萌
…は?
鈴星大雅
あ、主語が足らないな
鈴星大雅
“偽物の”恋人になってみるか?
鈴原萌
偽物の?
鈴星大雅
それなら少しは体験できるんじゃないか?
鈴原萌
…わかった
鈴星大雅
決まりだな
鈴原萌
あ、でも…モデルの仕事は…?
鈴星大雅
あぁバレなければ正直いいからさ〜
鈴原萌
だいぶ自由ね
鈴星大雅
まぁね〜
鈴原萌
では、お願いします
鈴星大雅
うむ、こちらこそ
こうして私と鈴星は偽物の恋人になった
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第5話 4話
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!