前の話
一覧へ
ピピピピ ピピピピ
私の名前は 深川あなた
今日から高校生になりますっ!
入学式そうそう遅刻の危機!!!
私は急いで支度とご飯を済ませ、学校に走って向かう
ドンッ!
緑のフードを被った、目の見えない少し怪しいお兄さんとぶつかっしまった…
ぶつかった時に尻もちをついたせいか、左手首を軽くひねってしまった
そんな事に気付いた緑のお兄さんは、優しい手つきで私を……私を…
そんなこんなで学校についた
あ、彼の名前はゾムと言うらしい
バァン!と勢いよくドアを開けると、トントンと呼ばれる人が座っていた
そう言われて手を差し出すと、慣れた手つきでやってくれた
私は我にかえり立ち上がると、2人は「やば…」っと言う感じの顔でこちらを見た
ゾムさんはごめんんん!と言いながら謝ってきてくれた
トントンさんは何やらブツブツ言っている、何言ってんのか…
私の高校生活どうなっちゃうの……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。