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今日も蹴落とし合いの日々が始まるのか。
自分が嫌われないためにね。
毎日誰かを犠牲にしている。
そして、毎日誰かをいじめている。
え?嫌じゃないかって?
そりゃあ嫌だよ。誰かを虐めるなんて。
でもそれ以上に、私は自分が嫌われることの方が嫌だから。
自分がクズだってこと、分かってるけどね。
あっ、こんな事考えてたら、学校の時間。
私は急いで準備をし、友達の○○と少女1、3との待ち合わせ場所へ向かった。
待ち合わせ場所につくと、いつもの様に皆は悪口を言っていた。
……私が嫌われないためなんだ。
でも、こんなことしてたら本当の私がわからなくなってきた気がする。
今の私には、心から笑うということもわからない。
そう、笑い方さえも忘れてしまったのだ。
私が笑顔でいたとしても、それは偽の笑顔。
値打ちなんてない。
キュッキュッ(ペンの音)
とんとんとんとん……(人が歩いてくる音)
ガラッ(教室をあける音)
"クズ"
"死ね" "消えろ" "ウザイ"
"お前がいるだけで不快なんだよ"
ああ、私って最低だ。
分かってるけど……でも、私、いじめられるのが怖いの……
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※次の話は、7話と8話が逆になってます。8話から見てね(*´˘`*)♡
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。