勇太side
そしてあれから1年が経った。
俺らは高校2年生となり、クラスは4人同じクラスになった
だからと言って廉とあなたは照れたりせず毎日休み時間は一緒にいた
あなたの恐怖症、ちゃんと治ってきてるよ
あなた自身も治そうとしてるから、
その成果がちゃんと出てるよ
昔、初めて俺に会った時より、断然こっちのあなたがいいと思う
だからと言って、昔のあなたが嫌いってことじゃない
むしろ俺はあの時のあなたが好きだったよ
すごい可愛かったし、今もそれは変わんないんだけど、?笑
俺はあなたと一緒に暮らしている
でもほんとに普通に暮らしている
恋で分からないことがあれば俺になんでも聞きに来てくれる
その時必死になって話すあなたがなんとも言えないくらい可愛いんだ
ずっと見てられる
それで大体話を聞いてなくて
あなたは拗ねる。これがまた可愛すぎる。
謝れば直ぐに許してくれるんだけどね笑
俺はあなたの彼氏じゃなくていい
あなたの成長を見届けてるお兄ちゃんのような存在で、それだけで十分だから。
あなたと俺は家族みたいなものだから。
だから何もいらないよ
あなたがそばで笑顔を見せてくれたらそれで
幸せだって思ってくれたならそれで
俺も幸せな気持ちになる
いつまでも大好きだよあなた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。