第28話

28羽
947
2019/10/11 16:34
優太side

廉…上手くやってっかな〜…


本当は先に帰ってやろうとか思ってたけど、結果を知りたくて

外のベンチに荷物を置き、校舎の屋上を眺める。



優太
優太
さすがに見えないか笑

その時…

誰かが通りかかった

優太
優太
あれ…神宮寺?
勇太
勇太
え…?
優太
優太
やっぱり神宮寺だ!こんなとこで何してるの?
勇太
勇太
いや、それはこっちのセリフ笑
勇太
勇太
俺は今から帰ろうとして通りかかっただけ笑
優太
優太
あぁ…そっか笑
勇太
勇太
…優太は?
優太
優太
あ、あの、知ってる?鳥宮さんと廉が…
勇太
勇太
うん、屋上で話してんでしょ?
優太
優太
なんだ、知ってたんだ笑
優太
優太
まぁ心配でこっから見上げてんだけどやっぱり見えないな〜って笑
勇太
勇太
そうなんだ…優太は友達想いだね
優太
優太
そんなことないよ笑
優太
優太
ていうか、今日は1人で帰るの?
勇太
勇太
まぁ…
優太
優太
鳥宮さんと帰らないの?
勇太
勇太
うん…今日喋ってないし…笑
優太
優太
えぇっ!?
勇太
勇太
な、なに?笑
優太
優太
もしかして…喧嘩?
勇太
勇太
あってるかもね…
優太
優太
え、ちょっとここ座りなよ!

俺は神宮寺をベンチに座らせ、俺もその隣へ座る

優太
優太
どういう喧嘩?もしかして俺ら関わってる?
勇太
勇太
俺らって?
優太
優太
俺と廉!
勇太
勇太
関わってないよ笑
これは俺とあなたの問題
優太
優太
…ほんとに?
勇太
勇太
ホントだってば笑
何疑ってんの?笑
優太
優太
だって…いつもと違う笑顔だし…なんか…無理して笑ってるっていうか…
勇太
勇太
大丈夫だよ…笑
俺は1人でも…大丈夫
優太
優太
神宮寺…?

なんか…神宮寺の目がうるうるってなってる…

優太
優太
俺でよければ話聞くよ?
勇太
勇太
フフ…
優太
優太
えっ?
勇太
勇太
その言葉なんか聞いたことある…笑
優太
優太
えっなにが?
勇太
勇太
わかんないならいいよ笑
優太
優太
あぁそう?
勇太
勇太
優太面白いな笑
勇太
勇太
なんか元気出てきた笑
優太
優太
え、なんで?
勇太
勇太
もういいってば笑笑


やっと神宮寺が本気で笑ってくれた。



なぁ神宮寺…何があったか知らないけど、お前はその笑顔が1番似合うよ。


優太
優太
神宮寺…
勇太
勇太
なに?笑
優太
優太
俺、お前が好きだ笑
勇太
勇太
なに急に笑
やめてよ笑
優太
優太
きっと悲しいことがあったんでしょ?それを乗り越えてる神宮寺はかっこよすぎ!!
勇太
勇太
ねぇほんとにやめて笑笑笑
優太
優太
だから俺…

神宮寺と話してる時、神宮寺の笑顔がふと消えた
優太
優太
神宮寺…?

神宮寺の目線には…
優太
優太
あ…おかえり…

帰ってきました…
廉
ただいま…笑

我が親友がっ!!
そこにはちゃんと鳥宮さんもいました笑


きっと上手くいったんだろ?

見ればわかるよ笑

優太
優太
鳥宮さんもおかえり!笑
わたし
わたし
…笑

ん?神宮寺と鳥宮さんが見つめあってる…ような気が?

勇太
勇太
ごめん、用事思い出したから先帰るわ
優太
優太
え、あ、うん

神宮寺がその場から離れようとした時、

廉
待てや…

廉が呼び止めた。

神宮寺は足を止めた

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