あなたside
7:00
『んん…』
めざましテレビ:7時!7時!
私の日課は、7:00ちょうどにめざましテレビの
声で起きること。
そして、7:20に朝ごはんを食べ、
もうすぐ、CDデビューをする
King&Princeの「シンデレラガール」
をスマホで聴きながら、8:00に会社に向かうこと。
結衣「おーっはよ!
なに?また聞いてるの??
コンデレラベール??だっけ」
この子は同僚の朝倉結衣。
中学校の時からの幼馴染で親友でもある。
『シンデレラガールね』
結衣「あ、そうそう。
シンデレラガール!」
結衣はちょっと…いや、ものすごく天然バカ。
なぜか、放っておかない存在なの。
結衣「てかさ!キンプリもいいけど、
JUMP!Hey!Say!JUMP!!
カッコ良くない?!?!」
ちなみに、Hey!Say!JUMPファン。
『えーっと、山田くん?だっけ 笑』
結衣「そそそ!めっちゃカッコ良い!!」
『ごめん。興味ない』
結衣「もー!ほんと紫耀くん大好きだね〜」
そう。私は、超がつくほどの平野ファン。
ライブはほとんど行ってるし、
部屋なんて平野で埋め尽くされている。
『結衣。明日空いてる?』
結衣「明日?空いてるよー」
『映画見に行こ』
結衣「はいはい、honeyね」
『ほんと早く見たい』
結衣「そのあとツタヤ寄っていい?
ナミヤ借りなきゃ」
『そのあとコンビニね。
ぬれおかき買わなきゃ』
2人「…ふふっ 笑笑」
こーやって結衣と毎日楽しくやってる。
この後、あんなことが起きるとも知らないで…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!