第3話

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2018/03/30 04:52
あなたside



めざましテレビ:7時!7時!



昨日と変わらぬ朝が来る。

私の人生が狂い始めたのは、



家を出てからだった。

いつものように7:50に私は家を出た。

『…あ、表札』



私は、昨日のお隣さんのことを思い出し、



見てみることにした。
『…』
私は、表札に書いてある文字に凍りついた

表札に書いてあったのは…。




"岩橋"という2つの文字。


『…いや、岩橋なんてそこら中にいるし』




同じ名字なだけで、中身は違うし。



私は、そう思って会社は向かった。


結衣「おはー!
って、どしたの?
めっちゃ元気なくない?」




『結衣…。
昨日引っ越して来たお隣さんがさ…』




結衣「うん?」


私は、昨日と今日に起きたことを全て話した。


結衣「えぇぇえぇぇ?!
それ、絶対岩橋玄樹く…」




『声でかい』



結衣「あ、ごめん 笑
てかさてかさ顔は?見えなかったの?」




『フード深くかぶってメガネしてたし
見えなかった。
でも、ピアスしてたし金髪だったし
何よりあの声…』




結衣「やば!!笑笑
とりま、honey見て忘れよ?ね?」



『うん…』



私と結衣はhoneyを見に行った。

でも、岩橋という文字が忘れることが出来ず、



honeyも頭に入ってこなかった。

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