第7話

過去話 続き 佳代side
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2021/02/11 05:11
その後、私は起きたことを全て魅波ちゃんに話していた。
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
……ってことがあったの……
魅波ちゃんは…離れない、よね?
正直とても、怖かった。
魅波ちゃんも離れていったりしたら……
という不安で頭の中が埋め尽くされていた。
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
ばーか、離れていくわけないだろうがよ……
そのこと、先生には話したか?
それ以外にされたことはないか?
つーか、そいつらボコしてやろうか?
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
ぼ、ボコすって……流石にそんなことしちゃダメだよ!でも、ありがとう、離れないって言ってくれて。
ついさっきまで泣いていたのに、今はもう笑顔に
なっていた。魅波ちゃんのおかげだ。
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
お、おう…
でも、落ち着いたところで1つ疑問がでできた。
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
……あれ?そーいえば……なんでこんなに早くここにこれたの?
私の家からここまでは歩いて約5分。
魅波ちゃんの家からは自転車で約20分はかかるはずだ。それなのに、私がここに着いてから直ぐに魅波ちゃんは来た。
どういうことなんだろう?
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
Σ(゜Д゜;)ギクッ
あぁ……え〜っと……
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
??
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
ぐ、偶然……だよ!!
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
偶然なの??
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
おう
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
……本当?ジトッ(≖_≖)
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
…………ごめんなさい……嘘です……
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
だよね〜。じゃあ、理由教えて。
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
えっと……その……仕事仲間との待ち合わせ場所がここで……
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
……はい??仕事??その仕事って何かな?魅波ちゃん?ニコッ(^ω^)
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
えー……SNS上で悩み相談うけて、この辺のことだったら解決するの。
でも、流石に俺1人だと子供だからできることに限界があるから、そういうことをしてる大人の人と関わってるってこと。
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
主にどんなことをしてるのかな??
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
あー……んー……えー……
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
み・な・み・ちゃん??
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
……ちょっと危ないかもしれないことをしてます……
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
……くれぐれも生活に影響ないようにね?
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
はい!わかりました!
あ、じゃあそろそろ行くな、もう時間だし。
佳代(カヨ)
佳代(カヨ)
……わかった、その代わり今度詳しく話聞くからね?
魅波(ミナミ)
魅波(ミナミ)
わーったよ!
そういって魅波ちゃんは走って行った。
今度絶対に話を聞こう。
そう思いながら私は来た道を引き返した。

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