暫くは部屋…家に1人。
1人になると色々考えてしまうものだ。
クイーンサイズのベットに寝転がり、何となく思考を巡らせる。
イツメンには、何があったかをざっくりと話した程度。誰かを信用するのも難しいものだ。
俺の過去と思考回路は誰にも言わなくていい。
今のままで…"虚像"のままでいい。
嫌われるなんざ真っ平御免だ。
相も変わらず、ネットの中の俺はテンションが高い。
それに加えてリアルでもそうだが皆に"ある程度"好かれて、"頭が良く"て、誰にでも分け隔てなく接する"優しい"人。
所謂"完璧"と言うやつらしいのだ。
自分がゲーム実況者してるのも、友人を作るのも、こうしてだらけながらネットに閉じこもってしまうのも。
全ては"過去"を見ないため。
何も考えなくて済むように。
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俺はネットがあるから生きてこれた。
"私"の生きてた意味はネットにあった。
ふとスマホの時間を見ると夜の11時を表示していた
誰もいない家で1人、眠りについた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。