私の仕事、それはー
Twitterでの心理カウンセラーだ。
まあ仕事と言っていいのか分からないけど。
自分で言うのもなんだか結構有名な方だ。
内容はこうだった。
〜Twitter、DM〜
DM失礼します。相談です。
私は、いじめられていて毎日学校が苦痛でした。
今まで学校は違うけどずっと連絡を取り続けてきた
かなり信頼してる友達がいたんです。それまでいじめのこと相談はしてなかったですけど思い切って相談してみたんです。
そしたら「ごめん、いじめられっ子とは関わりたくない」って……それ以降連絡が取れないんです。
私なんか悪いことしたでしょうか?
頼ったのが悪かったんでしょうか?
とても辛いです。
長文失礼しました。
自分の過去がフラッシュバックしていた。
相談内容があまりにも過去と似すぎていた。
そして私は倒れていた。
〜気絶中、夢〜
このとき私は小学4年生。
いじめられているところだった。
それを久しぶりにあった真名ちゃんに相談しようと思ったのだ。
真名ちゃんは魅波ちゃんの友達で
学校が3人とも別になった。
今まで連絡だけはとっていたが
久しぶりにあった。
この久しぶりにあったタイミングで相談しようと思ったのだ。
この後発される言葉は私が予想だにしない言葉だった。
謝ることも無く、何も迷いなく私から真名ちゃんは離れていった。
このようなことがこれ限りじゃなかった。
小学2年生の時には友達だと思っていた未来にー
これが私がいじめられ始められた根本的原因。
そして小学5年ー
ランドセルにー
”死”と書かれていたのだ
去年のことが頭によぎったが
美玲ちゃんなら大丈夫。そう信じて話した。
でもー
また、1人。私から友達が消えていった……
〜家〜
親が海外に仕事に行って恐らく一生帰ってこないらしいから私1人だ。
自分の家の近くには川がある。
そこから飛び降りたら私は泳げないから窒息死するだろう。
でも……せめて……魅波ちゃんくらいには言おうかな……魅波ちゃんはもしかしたら本当に
私のこと必要としてくれるかもしれないし。
〜LINE〜
佳代「魅波ちゃん」
魅波「ん?」
佳代「今までありがとう、じゃあね。」
魅波「え?佳代?」
それだけ伝えて川に行っていた。
本当は止めて欲しかったのかもしれない。
流石に死ぬのには抵抗が少なからずあった。
ガードレールを超えた飛び降りたら川に落ちるところにいた。
そこで躊躇していると
思わず思いとどまった所を魅波ちゃんに引っ張られ安全な場所に戻った。
そのあと思っいきリひっぱたかれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。