このページは javascript を有効にして Chrome Browser 最新版で御覧ください
小説
恋愛
愛されて乱されて、いつのまにか君の虜
♡
拓実の顔色伺ったところ、ポーカーフェイス。やっぱりあたしのこと、好きじゃないのかな。しばし、沈黙。そうこうしてたら、玄関についた。
じゃあ、またね、拓実ちゃん
手を振るあたしを見つめて、拓実が立ち止まる。
⋯⋯ほんとあなたって、誰でもいいんだな
拓実の呆れたような、冷たい目。
⋯誰でもよくなんか
今までだってそうだろ。適当に流されて、付き合ってきたじゃん
あたしだって考えてるよ。付き合いたいか、付き合いたくないかくらい。