モトキ
んん…
今日は珍しく早めに起きた。
モトキ
いっつも虹の声で起きるからなぁ…
いつも通り、制服を着て、朝ごはんを食べた。
モトキ
ごちそうさまでした。
モトキ
今は…
時計は7:45を指していた。
モトキ
えっ!?
モトキ
ちょ、マジかよ虹あいつ大丈夫か…?
いつもなら7時ぐらいに俺の家に来て、近所迷惑になるぐらい大きな声を出して俺を叩き起こすのに…
モトキ
あっ、熱?
モトキ
母さーん?
モトキ母
はーい?
モトキ
今日、虹、熱でも出したの?
俺がそう聞くと、母さんは携帯を取り出した。
モトキ母
虹ちゃんのお母さんから特に連絡来てないから、熱とかじゃないと思うよ〜?
モトキ
え、なんで連絡来てるかどうかでわかるの…?
モトキ母
あ、虹ちゃんがうちに来なかったら、モトキ、心配すると思って、虹ちゃんが風邪ひいたりしたら連絡もらうことにしてるの☆
モトキ
☆いらんでしょ。
モトキ母
現在7:50。
モトキ
行ってきまーす!!!
にしても、虹どうしたんだろ…
虹
あ、モトキ!!!
なんて心配しながら走っていると、後ろから虹の声が聞こえた。
モトキ
虹!!
モトキ
どうしたの、なんか嫌なことでもあった!?
虹
え、なんでそうなるの…?
モトキ
だって今日、俺ん家来なかったから…
虹
あ、昨日、友達と電話してたら寝るのが遅くなっちゃって。
モトキ
友達ってこないだの?
虹
そうそう!
虹
梨花ちゃんたち!
モトキ
早速友達ができてよかったね。
虹
ほんと!
虹
モトキはできた?
モトキ
まだあんまりかな。
モトキ
やっぱ中学の時の奴らが一番だからさ。
虹
…そっか。
モトキ
ん?
虹
ほら早く行くよ!
モトキ
え、ちょ待ってよ!!
どこかの奴らのように足の早い虹だった。
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第6話 体育祭
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編集部コメント
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