無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第21話

忘れ物

まただ。

教科書が無くなってる...。


















あなた
鈴!
森本鈴
どうしたの?
あなた
国語の教科書貸して?
忘れてきちゃった(笑)
森本鈴
また?何回忘れるん?(笑)
森本鈴
ちょっと待っててな。
あなた
うん。



何度目だろうか...。

7月に入ってから、このような嫌がらせが度々起こるようになっていた。













森本鈴
はい。これでええんよね?
あなた
うん!ありがと!!
森本鈴
今度は、忘れないようにするんやで?(笑)
あなた
はーい!


この会話も、もう何回したことか...。























先生
はい、じゃ、教科書の42ページ。
森本さん、読んで!

先生があなたを指名すると、少し離れたところで女子数名が、クスクスと笑いながら話していた。














性格悪。



あなた
はい!

女子たちは、あなたが教科書を持っていなくて読めないと思っていてのだろう。

あなたが立って、教科書を読み始めると、つまんなそうにこちらを見ていた。









先生
はい。ありがとう。
岡﨑彪太郎
岡﨑彪太郎
あなた、教科書忘れたん?コソッ。
あなた
え?コソッ。
岡﨑彪太郎
岡﨑彪太郎
それ、鈴の名前が書いとったから。コソッ。

彪太郎が指している教科書の後ろを見ると、確かに鈴の名前が書いてあった。

あなた
うん(笑)
また、忘れた(笑)コソッ。
大西風雅
大西風雅
何回忘れたら気が済むん?(笑)コソッ。
あなた
うるさいなー!
風雅みたいに道具を全部置いてかないで毎日持ち歩いてるんやで!?コソッ。
大西風雅
大西風雅
持ち歩く意味が分からんし(笑)コソッ。
あなた
勉強しとるんですー!コソッ。
岡﨑彪太郎
岡﨑彪太郎
2人とも、その変にしとき?
先生が、すごい見てるで!コソッ。
あなた
え?

先生の方を見ると、今にも火山が噴火しそうな感じだった。


あなた
ヤバ!コソッ。
先生
森本さん!大西くん!
授業が終わったら職員室!!!
あなた
...はい。
大西風雅
大西風雅
...。
(笑)
大西風雅
大西風雅
はぁ、あなたのせいやで。
後で、チョコ買うてな。コソッ。
あなた
は!?
そんぐらい自分で買えるやろ!?コソッ。
大西風雅
大西風雅
ええから、買うてな。圧
あなた
...はい。