第22話

#22 涼介side
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2018/11/16 23:14
部活も終わり、


1人で歩く帰り道。


一緒に帰る人が出来たらいいな~なんて


ちょっとは考えちゃう自分。


寂しいんだもん。


俺は重い荷物を背負いながら


ゆっくりと歩いていた。


___「…お前、今どこにいんだよ!!」


何だろう…喧嘩?


声のする方へと向かった。


涼介「え…?」


声の主は


___大ちゃんだった。


俺はすぐに話しかけようとした。


だけど


近づけない雰囲気だった。


大貴「お前、まさか…迷子?」


迷子…?


大貴「…場所は?学校だよな?」


学校で迷子なんて初めて聞いた。


相当な天然なんだな…


俺はその場を立ち去ろうとした。


涼介「え…待てよ…?」


そういえば


教室からあなたちゃんがいなくなってた。


しかも大ちゃんと仲いいし…


涼介「まぁ…偶然か。」


俺は家へと帰る足を速めた。


その時だった。


大貴「…ばかあなた。」


涼介「え…あなたちゃん!?」


大ちゃんは走って学校へ向かう。


俺は居ても立ってもいられなくなり


大ちゃんの後をついて行った。


この行動が後に


___自分を傷つけると知らずに。

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