第13話

#13
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2018/10/30 21:09
あなた&涼介「ごめんなさい!!」


結局私たちは1時限目をサボり


先生に怒られてる。


私のせいだ…


先生「なんで遅れたんだ!!」


あなた「それは…」


涼介「すいません!!俺があなたさんを誘ったから…」


涼介が頭を下げて言った。


あなた「え…?」


涼介「全部俺の責任です!!」


先生「そうなのか…?」


あなた「あ、えっと…」


その瞬間


足に微かな衝撃を感じた。


涼介くんが叩いてたみたいだ。


口パクで何か言ってる…?


涼介「‘はいって言って!!’(口パク)」


あなた「は、はい…」


先生「分かった。今日は見逃してやる。」


あなた&涼介「ありがとうございます…!!」


先生「その代わり、今度やったらどうなるか分かるな?」


涼介「分かってます。」


先生「次回から気をつけるように。」


あなた「はい…」


そう言って先生は教室を出た。


あなた「ごめんね、涼介くん悪くないのに…」


涼介「大丈夫大丈夫!!俺が勝手に言っただけ笑」


あなた「なんで庇ってくれたの…?」


涼介「なんでって…それは…」


あなた「それは…?」


涼介「あなたちゃんだから…?笑」


あなた「え、ど、どういうこと?」


涼介「分かんない笑…まぁ忘れて!!」


あなた「う、ん」


それから私たちは


たわいない会話で盛り上がっていた。


あの事があるまでは…


涼介「もうそれがね…」


??「涼介~!!♡」


涼介「…ん?ちょっとごめんね」


あなた「うん…」


それだけ言って涼介くんは行ってしまった。


さりげなく目で追ってみる。


??「ちょっと来てもらえる?」


涼介「…おう」


そうしてどこかに行ってしまった。


私は悪いことだと知っていた。


それなのに


___後を追ってしまった。

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