第6話

私はゆかさんじゃないのに・・・🔞
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2019/01/29 15:24
髪の毛を乾かしてベッドに入った頃、智也さんがお風呂から出てきた。
髪を乾かした智也さんは私のベッドの中へ・・・
長瀬智也
あなた、あんまり端行くな。
ベッド広いから大丈夫だ。
わたし
は、はい・・・
少し智也さんに近づくと
長瀬智也
おやすみ。
わたし
おやすみなさい。
そう言って智也さんは寝てしまった。
くらいベッドで横になると、いろんなことが頭に浮かんだ。
わたし
お父さん……お母さん……ぐすっ
すると智也さんの腕が伸びてきて、私を優しく包み込んだ。
長瀬智也
悪い。嫌だったら言え。
智也さんの腕の中は暖かくて、なんだか落ち着いた。
泣き疲れてしまったのか、気がつくと私は眠ってしまっていた。
長瀬智也
ゆか・・・
夜中に智也さんがゆかさんを呼ぶ声で目を覚ました。
きっとこの人は心に深い傷を負っているのだろう。
長瀬智也
ゆか・・・
眉間に皺を寄せて苦しそうに奥さんを呼ぶ智也さん。
あれ、なんで私まで胸が苦しくなるんだろう。
わたし
智也さん・・・
思わず私は智也さんの額に触れ、優しく頭を撫でていた。
長瀬智也
チュッ…
わたし
ん!?
急に体制をかえ、私に覆いかぶさった智也さんは私にキスをした。
優しくて暖かいキスだった。
その時初めて、私は智也さんが好きだと思った。
なのに・・・
長瀬智也
ゆか
はぁ・・・すきだ・・・
私に何度も優しいキスを落とす智也さんは、ゆかさんのことを呼んでいた。
わたし
んっ
わたしは・・・
わたし
んんっ!
わたしはゆかさんじゃない。
そう言おうとしたのに、遮るように智也さんは深いキスをした。
長瀬智也
んんっはぁはぁ
ゆか・・・
智也さんは寝ぼけている。
そして、私をゆかさんだと思っている。
私は悩んだ。今すぐ智也さんを起こせば、やめてもらえる。
だけど智也さんに抱かれたいという気もあった。
ただ・・・私は処女なのだ。
長瀬智也
んんっ
わたし
んっあっ///
でも、智也さんの深いキスは私を陥れていった。
ゆかさんに間違われたままでもいい。
智也さんに抱かれたい。
そう思うようになってしまった。

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