(ここはどこだろう……?
イチョウの葉が舞っていて綺麗だなぁ…)
………
兄さん……
こっちに来るな!戻れ!!ポロポロ
どうして?僕頑張ったのに……
褒めてくれないの?
どうして?こっちが聞きたい。
逃げれば良かったんだ!まだ14だぞ?
こんな事で死んでどうするんだ?
無駄死にだ。
こんなんじゃ何の為に生まれてきたか分からないじゃないか
僕は幸せになる為に生まれてきたんだ
兄さんもそうでしょ?
幸せな瞬間が1度もなかった?
僕は幸せだったよ
家族4人で暮らしてた時もそうだし、
いい仲間に恵まれて、
大好きな人もできて……
その人を守れただけで、僕は僕の死に意味があると思うんだ
(っ´>ω<))ω<`)ギュッ
分かってる……分かってるけど……
まだ……きちゃ駄目だ……
お前は戻れ……今度は、俺からお前に会いに行くからさ
兄さんは僕に、小さな紫の花を渡すと、僕を突き放した
え……
また直ぐに会えるよ。
直ぐに会いに行くから……約束……
兄さん!!
頭を打ったと思ったけど、地面に体が着いた瞬間、周りが眩しくなって、不思議な浮遊感を感じた
(何これ………光……?
暖かくて………心地いい光だ………)
…
ハッ……!
(ここはどこだ?)
(そうだ……上弦の壱……!)
あれ………生きてる……?Σ( ˙꒳˙ )!?
腕も胴体も………
ん?これ………
手には、あの紫の小さな花が握らされていた
!!
それを見た瞬間、サッと血の気が引いたのが分かった
手に握っていたのは、ミヤコワスレ
あの夜、僕は花言葉をいくつか覚えた
ミヤコワスレの花言葉は………
"しばしの別れ" "また逢う日まで"
僕は1度死んだ……
死人にその花を渡したということは……
あなた本人も死ぬという意味になる
頼む、間に合ってくれ……!
あなた……!!
時透!
時透くん!
え……?!
俺たちにも何が何だか分からない。
どうなってるんだ?
あなただよ……
あなたちゃんが?
光に包まれたと思ったら生きてたんだけど……
皆さん!
しのぶちゃぁぁぁぁん!!
ど………どうなって………
南無……分からない……
とにかく急いであなたの所に!!
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favorite 564,347grade 15,695update 3日前
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