第28話
皆さんごめんなさい!
迷惑をかけてしまって……
……
私がもっと気をつけていれば……
鬼舞辻に連れ去られたりしなかったのに……
いいんだよあなた
無一郎……
そうですよあなたちゃん
でも……これで鬼舞辻の血がいつ暴走するか…
あなたさん……
関係ねーんじゃねーの?
伊之助くん…?
そうだなァ
うむ!あなた!気にすることはない!!
あなたちゃん、万が一の事があったら、私たちが何とかするわ!
蜜璃ちゃん……どうして…
あなたさん、血は、選べません。
あなたさんのせいじゃないです。
でも……皆さんを……傷つけてしまうかも…
俺たちはそんなヤワじゃない
そうだ!!
何かあればド派手に対処してやる!
私たちが必ず救おう…
あなた様……あなた様は、ひとりではありません。
私たちという、味方がいますよ
咲雪……
あなた
無一郎が頭を撫でる
もう、ひとりで思い悩んで抱え込まなくていい。
僕たちがついてる
無一郎……皆さん…
どうして……
そんなふうに言ってくれるんですか…?
あなたちゃん、そんなの、決まってるじゃないですか
……え?
だってさ
私たち、
仲間でしょ?
仲間……?
あなた様は……そう思わないのですか?
まさか…!
でも………怖いの…
うー?ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙
怖い……というのは?
私が、柱になる前……
同じように、仲間と言ってくれた人たちがいました
……
でも、任務の途中、その人たちは、
仲間と言って、私を庇い、命を落としました
そんなことが……
(凄く……悲しくて、ずっと付きまとっているような……そんな音がする…)
さっきも言ったが、そんなにヤワじゃない。
確かに仲間だけど、私たちは絶対に死なないわ!
ひとり残されるのが、怖かったんですね。
大丈夫ですよ。ひとりには絶対にしません。
ありがとうございます(❁´꒳`❁)ニコ♡
➳ ( ˙-˙=͟͟͞͞)♡
(時透さん……完全にあなたちゃんにドキッとしましたね…)
(あなたちゃんの笑顔……!素敵♡♡)
?
あなた様、本日はお休みください。
鬼化していた間、身体に負担がかかっていたはず。
そうだね……
すみません。今日は先に休ませてもらいます
はい。
おやすみなさいませ
送ってくよ
ありがとう
部屋────
あの……無一郎…?
んー?
何で一緒の布団に……?
…こうした方が暖かくて寝られるでしょ?
うん…そうなんだけど……
(ドキドキして落ち着かない……!)
……あなた、もしかしてドキドキしてる?
……うん………
一緒だね
嘘……無一郎、いっつも余裕あって……
私だけドキドキしてる……
それは、偏見。
僕だってドキドキしてるよ?ほら
無一郎が手を取って自分の胸に当てる
……ほんとだ…もしかしたら、私より心臓早く動いてる
ね?
ふふふっ…
よかった。笑ってくれて……
え?
あなた、あれから1回も、そんな風には笑わなかったから
そりゃそうだy……
待って!無一郎!首の傷見せて!!
え?
私が爪でつけた傷!!
あー……これね?
よかった……傷は浅い……
……なんでそんなに慌ててるの?
そりゃ、私がつけた傷だし……
何より、大好きな人につけたんだから……気にするのは当たり前
………薬も塗ったし、多分これで大丈夫。
(´。>ω(•ω•。`)ぎゅー
え?無一郎?!
……煽ったのあなただからね?
大好きな人って言われたら、我慢できない
え……?
チュ
ん?!
顔、真っ赤……
林檎みたいで可愛い……
も……もう……!
あなたが布団に潜り込む
あ、拗ねた
(´。>ω(•ω•。`)ぎゅー♡
ごめんごめん。
嫌だった?
嫌じゃ……ない………
けど耳元で喋られるのは……/////
耳?フー
?!
ビクってなった……
うさぎみたい
いやいや……無一郎の方がうさぎみたいでしょ
ふーん……ニヤ
?
何その反応は……?
知ってた?
うさぎのオスってさ、常に発情しっぱなしなんだって
え……
僕がうさぎなら………つまりそういうこと
うん理解した(半分フリーズ)
理解したなら話は早いね────
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。