伊吹にあてがわれた部屋で
私は眠気に勝てず、そのまま眠ってしまったようだ
よく眠れました。はい、それはもう。
帰れると思ったらまた違う異世界に来て疲れたんだろうな
部屋を見渡すと、サイドテーブルに大きめの箱が置いてあった。
上に置いてあった手紙?メモ?を読むと
「伊吹さん、あなたがつけていたアクセサリーの類は全てこの箱の中に入っています。もしまた着けたまま眠ってしまった場合でも、自動的にこの箱の中に入るようにしておきましたので。嬉しいでしょう?わたし、やさしいので!」 ディア・クロウリー
改めて中を見ると、昨日つけていたブレスレットとイヤリング、あと、チョーカーがふたつ入っていた。
何故かそれは気にしたら終わら無くなるとおもって考えるのをやめた。
きがえて、箱を持って談話室に向かった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。