第9話

学年決定
244
2021/10/31 07:14
あっという間にホリデーが終わった。
トレイン先生によると、私の吸収力が良すぎて、魔法史が錬金術の基礎が殆ど終わってしまったという。が、それは1学年の範囲であって、まだ2学年の範囲はやってない。
ディア・クロウリー
……あなた、頭いい方ですね。
伊吹
……ありがとうございます
クルーウェル先生
どうします?1年の範囲や基礎、全て教え尽くしてしまいましたが?
トレイン先生
実技は1年で、座学は……2年でいいだろうな。
ディア・クロウリー
もはや2学年の所属でいいのでは?
伊吹
考えるの、めんどくさくなりましたね?学園長
ディア・クロウリー
え?……まあ、そうですね。
伊吹
……良くも悪くも、正直ですね
ディア・クロウリー
おや、褒めてくれるんです?
クルーウェル先生
茶番はそれくらいに。
伊吹
……すみません
トレイン先生
…………では、2学年の所属にしましょう。
ヴァンジュールやドラコニアがいますので。
ディア・クロウリー
そうしましょう。
ディア・クロウリー
伊吹さん。
伊吹
はい
ディア・クロウリー
あなたの所属はディアソムニア寮です。
その寮には、先程から名が出ているドラコニアくん、ヴァンジュールくん。寮長、副寮長なので、何かと相談してみてください。
伊吹
分かりました。
クルーウェル先生
明日から新学期が始まる。
事前通知で全学年がお前を知っているが、お前はあいつらを知らない。これから知っていけばいいから焦るなよ。
伊吹
はい!

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